BMW530eのいいところとイマイチなところ
BMW530eに乗ってから1年が経ち、いいなぁと思うところやなんだかなぁと思うところが出てきております。
一番魅力的に感じた追尾クルコンですが、530eはマイナーチェンジで3眼カメラになるなど世代が進化し、そのおかげでステアリングアシストの追従性が格段にいい。
以前乗ってたベンツSクラスでは、追い越し禁止のオレンジ線やゼブラゾーンに対しては車線としての認識が甘くなり跨ぎそうになることもしばしばありましたが、530eではちゃんと車線中央をキープするし、都市高速などでRの小さいカーブでも外へはらむことなく曲がってくれる。
この違和感なく精度のいいステアリングアシストは、3眼カメラとアップデートされた制御のおかげだと思う。
また、追尾中に前走車に続いて停止し再スタートする時、一般的にはハンドルのボタンを押したりアクセルペダルを踏むなどで車に対し”動け”という意思表示が必要ですが、530eでは目を開けて前を向いていれば、停車時間の縛りなしで自動で再スタートしてくれる。
もし停止中に前方から目線を外したらアラート音が鳴り、前を向いただけで勝手に動き出す。
しかも、再スタート時の追従性がよく、まるで見えないロープでつながっているように前車が動いたらすぐ、スムーズに動いてくれる。
これが非常に便利なのは、ショッピングモールの駐車場から出る時に渋滞していても、追尾させておけば車が勝手に進んでくれるところ。
Sクラスも停止後一定時間の間は自動で再スタートしてましたが、前車が動いてから少し間隔が開いてしまい、ヘタしたら他車に入られるほど離れてしまう。
530eを買う最後の決め手になったのは、駐車中にアプリでエアコンを遠隔で作動させられるところ。
夏の激しい暑さや冬の凍てつくような寒さでも、予めエアコンを作動させておけば乗り込んだ時点ですでに適温に。
また、パークエアコンで車を止めてからでもエアコンだけ動かせるので、例えばコンビニにちょっと買い物する間も室温をキープできる。
夏にトイレ休憩して戻ってきたら車内は灼熱、ということもない。
次にイマイチに思うところ。
一番は、運転席のドアを開けたらイグニッションOFF状態になってしまうところ。
ドアを開けたらシフトがPに入るのはいいとしても、OFFはやりすぎじゃないか?
駐車場の充電スペースに置いてあるパイロンをどかそうと車を降りたらOFFになるので、再度乗り込んだらスタートボタンを押すところからやり直し。
ディーラーに聞いてみると「安全のため」と言うが、ならばパーキングブレーキはデフォ状態では自動で掛からず、ブレーキのオートホールドをONにしておかなければパーキングブレーキは自動で作動しないのはなぜ?
パーキングブレーキが掛からないままイグニッションOFFになるんですよ、これ。
ベンツなら、特別な操作をしなくても運転席ドアを開けたらパーキングブレーキが掛かるのに。
ブレーキホールドもちょっとギクシャクしていて、完全に停止してからホールドするのではなく止まる直前に作動してしまうので、カックンブレーキになってしまう。
しかも、アクセルを触る程度ではホールドを解除してくれず少し踏み込む必要があるので、ホールド解除した瞬間にもガクン!と荒いアクセルワークになり、すごく下手クソな運転になる。
駐車する時にバックカメラに切り替わり障害物を感知して画面に警告を表示しますが、壁際ギリギリに止めようとすると画面全部真っ赤っかになり、肝心の壁が見えなくなるという。
赤いの邪魔やっちゅねん!
画面が邪魔といえば、せっかく大きい画面で広くナビ表示してるのに、いきなり行先案内の道路標識がデーン!と表示されることがあり、これが消せないという。
全然必要のないところでも出てしまうので鬱陶しい。
ウインカーレバーには、メーター内ディスプレイの表示内容を切り替えるBCボタンと、オートハイビームのボタンが上下に付いているんですが・・・
この2つのボタンを仕切っている部分にバリがあり、指で触るとチクチクして痛い。
たまたまハズレなのかもしれないけど、バリ取りぐらいしっかりしろよ!
その他のありがたい機能やイマイチなところはこれまでにも投稿しているので、カテゴリーにまとまっております(記事)。