波でえぐられた巨岩に驚愕『鬼ヶ城』@三重・熊野

 おでかけ@東海20221022,三重県

道の駅でマンボウを食べた後(記事)、紀伊半島をさらに熊野まで南下して鬼ヶ城へ行ってみた。


鬼ヶ城は熊野灘に突き出た岩盤で、海沿いに約1kmの遊歩道があります。

今回はあまり時間がないので、車を止めた鬼ヶ城センターから近いところだけ見物することに。

遊歩道に入った瞬間から、海で侵食された大きな岩盤が目に飛び込んでくる。

この辺りは侵食で岩の表面がツルツルに。

隆起した岩盤は、なんだかステルス船みたいに平面と角が目立つ。

遊歩道を進むと岩に開いた穴へ通じており・・・

その穴をくぐろうとしたところ・・・

岩に高波注意のプレートが埋め込まれている。

まだ環境庁だった頃に埋められたようですが、いかに普段から波がすごいのかがうかがえる。

穴をくぐった先は広くなっており「千畳敷」と呼ばれてますが、ここは地震で隆起した岩盤が熊野灘の荒波で削られて大きくえぐられた場所。

こんな大きな岩をもえぐってしまう破壊力。

平らなように見えて表面には無数の凹凸ができてますが、どうなったらこんな模様が出来るのか謎。

まるでプラスチックが熱で溶けたようになっているところも。

垂直面にも溶けたみたいに。

階段上にえぐられた場所も、表面は波の形に突起が出てる。

SNSで有名になった鬼ヶ城のアングル。

ここで映え動画を撮る人が多いこと。

常に波と潮風にさらされているせいか、手すりの根元が錆で腐食してる。

結構危険なレベルかも。

千畳敷の先にある「奥の木戸」へ。

ゴツゴツした岩を上がったり下がったりする幅の狭い遊歩道が続き、向こうから来た人とすれ違うのもやっと。

そんな遊歩道が崖に沿って続いてますが、今回はここで戻ります。

熊野や尾鷲辺りの紀伊半島東岸は暖かい黒潮と南風が紀伊山地にぶつかるために風雨が強い地域なので、海から打ち上げてくる波にもパワーがあるみたい。

そんな自然の威力に圧倒される場所です。

 おでかけ@東海20221022,三重県

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