品川新駅工事中

雑感

新幹線で東京へ行くと、品川駅の辺りで大掛かりな工事をしています。

これは新幹線新駅を造る工事で、品川を発着する列車を設定することで、現在の1時間12本のダイヤから15本へ増発しようとするもの。

現在の東海道新幹線が増発できない理由は、東京駅のホームの末端が行き止まりになっていること。
東京駅に着いた列車は折り返さなければならず、到着か出発のいずれかで必ず上下線を塞いでしまいます。

もしこれが東京駅よりもまだ先に車両基地があったなら、東京駅に着いた新幹線は乗客を降ろした後そのままスルーして回送でき、ホームを塞ぐ時間が少なくてすむため増発が可能となります。

元々国鉄時代にはそのような計画があり、東北新幹線が東京駅に乗り入れた時に両方の線路をつなぐ予定にしていたけれど、分割民営化で別会社となったため実現しませんでした。

そこで、大井にある車両基地への分岐点より大阪寄りに駅を作って、そこを始終発させれば、折り返し列車に邪魔をされずに済むので増発が可能となります。

そのための新駅が品川駅。

来年秋のダイヤ改正で、品川発着の新幹線が設定されるそうです。
ということは、品川行きの方向幕も必要に。

ところが、すでに品川行きの方向幕がありました!

ひかり 品川

こだま 品川

私が見たのは「ひかり 品川」と「こだま 品川」だけで、「のぞみ 品川」はなかった。
ということは、品川発着は「ひかり」と「こだま」だけで、「のぞみ」は全て東京発着なんでしょうか?

東京の一等地、品川に新駅を造るにはかなりの費用が必要です。
そこまでして増発できるのは、1時間に3本程度。
この程度の増発を可能とするために巨額の投資をしても、十分元が取れるくらいに東京-大阪の輸送需要は大きく、かつ、パンク寸前の状態なんでしょう。

雑感

Posted by 管理人