S560のブレーキホールド(アダプティブブレーキ)機能が便利
S560の派手ではないけれど地味に便利でありがたい機能が、いわゆる”ブレーキホールド”。
メルセデス・ベンツのカタログには、「アダプティブブレーキ(ホールド機能・ヒルスタートアシスト)」と書いてあります。
停車中、ブレーキペダルを少し踏み込むと、インパネに 『HOLD』 の表示が出て、ブレーキペダルを放してもずっとブレーキが利いたままで保持してくれる。
この機能、最近は日本車でも装備されているのですが、多くの日本車と異なる点が二つある。
ひとつは、このホールド機能のON-OFFスイッチはなく、ずっとONのまま。
よくありがちなのは ”AUTO HOLD”みたいなスイッチがあって、エンジンスタート時にはOFFがデフォルトで、スイッチを押してONにして初めてホールド機能が作動するというもの。
これだと、ホールド機能を使うには、エンジンを始動する度にスイッチを押さねばなりません。
二つ目は、ホールド機能を作動させてブレーキペダルを放してもアイドリングストップはそのまま保持される。
これまたありがちなのは、ブレーキペダルから足を放してもブレーキホールドはするけれど、アイドリングストップが解除されてエンジンが再始動してしまうという。
ブレーキホールドとアイドリングストップを同時には作動させられない車もあるようです。
S560の場合、ブレーキホールドしたままアイドリングストップしている時は、アクセルペダルを踏めばエンジンが再始動してブレーキホールドがキャンセルされます。
ブレーキホールドを作動させずペダルを踏みっぱなしでアイドリングストップしている時は、ブレーキペダルを放すとエンジンが再始動するので、アイドリングストップから再始動させるトリガーがブレーキホールドの作動状態で変わるみたい。
他の車にも同じ機能はあると思いますが、地味に便利なので気に入ってます。