那覇から琉球エアコミューター(RAC)で与那国島へ
時刻は朝6時。
3月初頭の沖縄ではこの時間はまだ暗いのですが、早朝の飛行機に乗るためにホテルをチェックアウトし、那覇空港へ向かいます。
はじめは来た時と同じようにゆいレールに乗ろうと思ったんですが、国際通りは朝6時でも流しのタクシーがバンバン走っており、タクシーで空港へ行くことに。
那覇空港3Fでチェックインすると出発案内には沖縄らしい島々の名前が並んでますが、今回私が向かうのは・・・
初搭乗の琉球エアコミューター(RAC)。レジはJA83RC。
琉球エアコミューターは那覇空港を拠点に、沖縄や鹿児島県内の離島を結んでいます。
日本トランスオーシャン航空(JTA)の子会社で、路線網もJTA路線とRAC路線が一緒に書かれている。
JALとは直接的な資本関係はないけれどJALグループに属しており、機内はJAL仕様の黒革シート。
ただのQ400ではなく「CC」が付いてるのはCargo Combiの略で、機体後部の客室を貨物室にして離島との物資輸送も担っている。
いつものクセでプロペラがずっと見えるマニア席を選んでしまったんですが、今回ばかりは景色優先で前方席を取ればよかったとちょっと悔やむ。
乗客はざっと見たところ4割ぐらいでしたが、定刻までに全員搭乗してドアクローズ。
RWY36Rからテイクオフ。
CAさんは一人だけでしたが、機内サービスでおいしいシークヮーサージュースが出てきたのは沖縄っぽい。
就航している離島マップに「ありがとう」の方言が紹介されてましたが、島によって結構バラバラなんですね。
ボールペンを買ったからなのか、CAさんにRACオリジナルステッカーもいただいた。
高度が下がってくると、ようやく与那国島が見えてきた。
与那国島は沖縄本島から西へ520kmも離れており、飛行機で1時間20分ほど掛かる。
520kmといえばほぼ東京〜大阪ぐらいの距離なので沖縄本島より台湾の方が近く、日本最西端の空港である与那国空港は台湾の台北FIRの管制空域になる。
但し、実際は台湾との取り決めで事前に飛行計画で入域時刻などが報告されており、台北FIRではなく福岡FIRの管制官と交信しています。
与那国島の北部にある与那国空港へは、東側からアプローチして一旦空港を通過し西側へ出て、旋回して着陸します。
ちょうど島の西側へ出て旋回する時に、島の最西端にある灯台と岬が見えました。
与那国島が見えてから着陸してエプロンに停止するまでの様子。
8:31にRWY08に着陸、滑走路内でUターンしてターミナルへ。
8:35に飛行機を降りてエプロンを歩いていると空港の周りにはなにもなく、離島っぽい雰囲気がいい。
こじんまりしたターミナル内は待合と売店があり、折り返し便で石垣島へ行く人たちが待っていた。
空港でレンタカーを借りて島内へ入ります。