房総半島から三浦半島まで東京湾フェリーに乗る
千葉県は南房総から神奈川県・横須賀へ向かうには、陸路JRで東京湾をぐるーっと迂回するのも大変だし、バスでアクアラインを渡っても結構時間が掛かってしまいます。
そこで今回、鋸山の麓、浜金谷から東京湾フェリーで久里浜へ向かうことに。
房総半島から東京湾の入口、浦賀水道を三浦半島へ渡ります。
房総半島も君津あたりから南へ行くとかなり故郷チックな雰囲気になり、海岸沿いには漁師町もちらほら。
小雨が降るなかJR内房線で浜金谷へ向かっていると、地元のご婦人たちの会話が聞こえる。
それによると、金谷では小雨のことを「しゃーしゃー雨」と言うらしい。
ホームに立つと、目の前に鋸山の断崖がそびえ立つ。
ゴツゴツした岩肌を見てると、鋸山と呼ばれるのがわかる。
この鋸山へ登るロープウェーがあるので、行ってみることに。
と、思ったら、浜金谷駅改札の案内板にこう書かれてた・・・
今回は寄り道せずにフェリーのりばへ向かいます。
駅を出るとすぐにフェリーのりばへの道順が書かれてあるので、迷うことはないかと。
案内の通り徒歩8分ほどで金谷港に到着。
この日は前日夜から風が強く、気温も急に下がったせいか、風で巻き上げられた海水が湯気のように立ちのぼる。
海面が煙で覆われていて、漁船がまるで幽霊船に見えたり。
久里浜からのフェリーがやって来ました。
フェリーも水面から浮いてるみたい。
久里浜行きの船は、かなや丸。
乗船口から客室に入ったところに座席が並んでますが、さらに階段をあがり上層階へ行った方が眺めはいい。
さらにデッキの階段をあがると、操舵室とグリーン室。
グリーン室は3000円で1室まるごと貸し切るシステム。
20人まで入れるそうですが、独り占めもOK。
甲板にもイスとテーブルがありますが、さすがに寒いので誰もいない。
海が晴れてきた頃、久里浜から金谷へ向かう『しらはま丸』とすれ違い。
金谷港を発って約40分、火力発電所が大きく見えてくると久里浜港に到着。
原子力発電ができない以上、火力発電に頼らざるを得ない今日のこの頃。
最底部の車両甲板だけでなく上層にも車両が積めるみたいで、桟橋もクルマが通れるように。
接岸の様子は何度見ても面白い。
息のあった連係プレーで接岸します。
徒歩の客は一足先に下船でき、桟橋から車両を下ろす様子が見られる。
金谷港ではフェリーの全景が見えなかったので、ここでチェック。
この日は平日の日中ということもあってか乗客は少なめでしたが、国道16号線の海上区間にもなっているので乗用車やトラックの利用もあり、休日には房総半島へのゴルフ客も多いらしい。
45分ほどの船旅でしたが、船に乗ると優雅な気分になるのでいいもんですね。