新大阪駅ホームで買った駅弁『チキン南蛮弁当』
新幹線の中でおにぎりを食べるつもりで改札を入ったはいいけれど、コンコースの売店はいつもながらレジに行列が出来てるので、ホームの売店で買うことに。
ところが!
いつも東京へ行く時と同じ感覚で下りホームの21・22番線へ上がり、コンビニを探すが・・・
ない!
あ、よう考えたら、いつもはJR東海のベルマートで買ってたけど、山陽新幹線側の下りホームにはないのかも?
もしかしたら7号車より西側に行けばおにぎりが買えるかもしれませんが、13号車付近にいてる私にはそんな気力はないので、近くの弁当屋で駅弁を買うことに。
昭和の頃、コンビニというものがまだ広く普及してなかった時代、私は駅弁が好きでした。
でした。
ところが、コンビニ弁当やそれこそ持ち帰り弁当屋の弁当を経験してしまうと、駅弁は「冷めてるくせに割高な弁当」と感じるようになり、あまり買わなくなった。
まあ、温かい弁当を車内で食べるとニオイがえげつないことになるので、駅弁が温かくないのには理由があるにはあるけれど、やっぱりおいしさで言えば温かい方がいい。
そんな私がチョイスした駅弁は・・・
チキン南蛮弁当 850円也。
実は私は、某持ち帰り弁当チェーンのチキン南蛮弁当が大好きなので、これを見た瞬間、つい手が伸びてしまった次第。
もちろんレジで 「お弁当あたためますか?」の声もなく購入。
温めたら車内にニオイが充満するからね。
(ちなみに夕方の上りの新幹線は551の豚まんのニオイがすごい)
中は、肉とタマゴのそぼろごはんにチキンが乗っかり、タルタルソースがかかってる。
やはり冷たいチキンなので味はこんなもんですが、やはり某チェーン店のチキン南蛮弁当が480円ということを考えると、新幹線ホームの場所代を差し引いても77%も割高なのはちょっとしんどいね。
マルクスの資本論では、商品の価値は『使用価値』と『交換価値』に分かれますが、同じチキン南蛮弁当でも、某チェーン店の温かい弁当と新幹線ホームで売ってる温かくない弁当では、「空腹を満たす」という価値は同じだけれど、温かいか冷たいかの使用価値の差と、弁当の製造場所から新幹線ホームに運搬する労賃分に相当する交換価値の差を比べると、一度にたくさん弁当を運んでも運搬労賃の方が高いということになる。
まあ、事前に別の場所で買わなくてもいい価値として相殺しよう。
あんまり変なことを考えるとお腹が空くので、この辺でやめとこ。