代車でダイハツBOONは下駄グルマにいい感じ
ロードスターRFのダウンサスを取り付けてもらう間の代車は、ダイハツの初代BOON。
平成18年(2006年)式、1.3CX。トヨタ・パッソと兄弟車。
この初代BOONはリアから見ると、リアフェンダーのボリューム感がそのままバンパーにつながって下膨れ感があり、少し前のルノーっぽい印象も。
キーは昔ながらの銀色の棒を差し込むタイプで、キーレスエントリー付き。
最近のダイハツ製リッターカーは前席の座面が小さかったりしますが、この時代はまだ普通車然とした大きさで、シート生地や座り心地もいい。
後席も全長3.6cmのコンパクトカーにしては狭さはなく・・・
前席の下に足が入るので、長身の私が座っても前席に膝が当たることもない。
車高は1.53mで室内高もあって、室内は意外と広め。
小物を収納できるポケットも多く、後付けのETC車載器がエアコン操作ノブの下に取り付けられていますが、ポン付け感は少なめ。
グローブボックスは奥行きがなく、車検証と取説を入れるのは無理っぽい。
運転席と助手席との間には、プロボックスのようなカバンが置けるトレイになっていて、足としての使い勝手は良さそう。
シフトレバーはコラム式で、手の平を「いいね」ボタンみたいに👍こんな感じで握る。
コラムに対してシフトノブを回す感じで操作するので、慣れないと思い通りに操作しずらいかも。
ステアリングはチルトしますが、メーターはダッシュボードではなくステアリングコラムに直付けなので・・・
一緒にメーターも動くという。
まあ、厳密に言えばアナログメーターは文字盤に対して正対して針を読まなければならないので、ある意味理にかなってる。
動画で撮ってみた。
ウインカーの音はリレー音ですが、助手席側から音がするのが違和感あり。
今見ると、4気筒エンジンにツインカム16バルブとは「古き良き時代」を懐かしんでしまう。
エンジンルームもスカスカで、上から左右のドライブシャフトも見えるほど。
このクラスの車は、粗く言えばタイヤが4つ付いて移動ができればそれでいい訳ですが、最近のコンパクトカーでは今や絶滅してしまった4気筒のツインカムエンジンに4速ATの組み合わせは、年式の割にはそれほど悪くはない。
まっすぐ走らないし、アクセルペダルは踏みにくいし、ブレーキはスカスカだし、40km/hを越えると音とサスの振動も酷くなりますが、私自身がなんだかこういう不便を楽しんでしまってるような。
そもそもの期待値が低いので特に悪く感じていないのか、この車自体、まだ3万キロちょっとしか走ってないからなのか。
室内が広めで大人4人乗るには十分だし、下駄グルマとして中古で買うとなっても全然有りかも。
今売ってる中古車を見ても年式と距離の割にはいい値段していて、10万キロ以下なら30~40万円前後ぐらいしてます。