東京駅八重洲口のトヨタレンタカーでプリウスを借りる
新幹線で東京駅に着き、その後の移動の足として八重洲口にあるトヨタレンタカーで車を借りました。
八重洲口中央改札から地下へ下り、大丸の前をヤエチカ方向に歩いて行くと、ほどなくトヨタレンタカーの営業所があるのでここで手続きをした後、八重洲の地下駐車場に行くと車があります。
車種おまかせで予約したところ、現行の60系プリウスでした。
「コ」の字形の大きく目立つデイライトに、どこにヘッドライトがあるかわからないほどの極薄のLEDヘッドライトという、最近のトヨタ車に多く採用されているフロント周りのデザイン。
先代プリウスが登場した時、あまりのカッコ悪さに酷評されたからか、先進的でカッコいいデザインに。
このノーズ部分をよく見てみると、ボンネットフードは「コ」の字形のデイライトの上辺に合うように切られていて、「コ」の字形の下辺の部分へは別のパネルが付いているのですが・・・
横から見ると帽子のつばのようになっており、パネルの先端から少し凹んだ形でヘッドライトが埋まっているという緻密な3D造形が取り入れられているところがいい。
空力を考慮してか、横から見るとボンネットからルーフ、リアへ続くラインは先代よりもさらに翼感が増している。
特に、Aピラーがすごく寝ていてルーフトップがリアシートの上にあり、運転席の開口部が低いせいで、一番最初に運転席へ乗り込んだ時にAピラーに頭をぶつけてしまうという。
私だけでなく、この後助手席に乗せた人も同じように頭をぶつけてたし。
フロントシートは特に可もなく不可もなくですが、やはりトヨタ車はフロアからの着座位置が高め。
歴代プリウスはセンターメーターでしたが、ついにセンターメーターから決別してドライバーの前に。
ただ、ハンドルのチルトがクソで、シート位置を合わせてからハンドルの高さを合わせるとメーターがすっぽり隠れてしまい・・・
メーターが見える位置までハンドルを下げると低すぎて、ハンドルが足に付いてしまう。
しかもこのハンドル、上下と前後を別々に調整することができず、高さを上げようとすると手前に出てくるし、下げようとすると奥に引っ込むので、シート位置もハンドル位置もどちらもベスポジから少しずらして合わせる。
メーターは視点移動を抑えるためかハンドルから遠い位置にあり、スクリーン投影式のヘッドアップディスプレイっぽさも。
ブレーキランプが点灯すると、ようわからんところが赤く光るロジック付き。
レンタカーだからかモニターは8インチ。
上位グレードは12.3インチのモニターが付くらしい。
シフトレバーは先代までのプリウス専用短小レバーではなくなり、他のトヨタのハイブリッド車と同じ形状のシフトレバーに。
バックミラーで後ろを見ると、プリウスの特徴だった太いピラーはなくなりましたが、リアゲートが寝ているせいで視野が狭いのは変わらず。
リアシートは先代より若干天井が高くなり、首を曲げなくても座れるようになりましたが・・・
前後間隔は狭くなり、私のシートポジションに合わせた運転席の真後ろに私が座ると、前席に膝が完全に当たってしまう。
リアゲートはだいぶ奥から開きますが、背が低い人だと閉められないかも?
リアゲートのウェッジラバーで、走行ノイズを抑えているらしい。
ラゲッジは先代より若干奥行きがなくなったかも。
新型プリウスの特徴、195/60R17の細くて大きいタイヤ。
上位グレードは195/50R19と、さらに細くて大きいスペシャルタイヤに。
エンジンは2Lになったけど、コンパクトなエンジンとハイブリッドシステム。
60系プリウスは、いろんなところに「PRIUS」の文字が入り、Aピラーのフロントガラス側のモールとか・・・
エンジンルーム内には「HYBRID REBORN PRIUS」と書いてあるし・・・
車内のモニター下にもPRIUS。
そんなに書かんでも知ってるちゅーねん!
走り出してみると、先代プリウスと同様、なんか掴みどころのないというか、悪いところはないけれど100点なところもないので、ハズレはないけど平凡で面白みがないというか。
エンジンが2Lになり加速の伸びが良くなったようですが、エンジン音が大きくて車内に侵入してくる。
細くて大きいタイヤは、コーナーリングでタイヤがねじれると「グォォォ」という独特のノイズがありますが、ハンドルを切った時のレスポンスがいい。
コーナーで粘る感覚はないけど、しっかりリアがついてくるので先代より曲がりはいいかも。
追尾クルコンの精度は良くなり、少々のカーブでもきっちり車線をキープしてハンドルを切ってくれる。
トルクを掛けなくても手で触っていれば「ハンドルを持て!」とアラートが出ることはないけど、服やズボンの生地越しに触るとアラートが出てしまう。
今や他車種でもハイブリッド車がラインアップされており、プリウスの価値は「プリウスである」こと以外だんだん薄れてるような。