引退直前のE1系新幹線に乗り納め

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引退間近?200系新幹線からのつづき

 

おさらい:
東京出張でたまたま2時間ほど空き時間ができ、その時間を利用して9月29日のダイヤ改正で引退するE1系に乗ることに。
後のスケジュールの都合で東京→上野間ではありますが、E1系で運行されるMAXたにがわ415号を待ちます。

東京から上野までの乗車券&特定特急券。

乗車券が150円、自由席特急料金が840円。

東京駅の21番線で待っていると、E4系の隣からE1系がやって来た。

新旧オール2階建て新幹線が顔を並べるのもあとわずか。

E1系M5編成。

入線した列車の停車位置を指差確認する車掌さん。

ぬべ~っとした顔立ちは、どこどなく愛嬌を感じる。

ホームに停車後、進行方向を切り替え。
前照灯の手前に赤いフィルターが下りてきて尾灯に。

方向幕はLED式。
列車名・自由席/指定席と行先が交互に表示される。

新幹線初のオール2階建て車輌としてデビューしたE1系は12両編成ということもあって、ホームに止まってるとまさに壁。

新幹線最後の普通鋼製車輌。

側面のMAXのロゴには朱鷺の絵が入る。

MAXは、Multi Amenity Expressを省略したもの。
ロゴの脇には朱鷺のひなが誕生した記念ステッカーも貼られてる。

たまたま乗務員室の窓が開いていたので中をのぞくと、壁際には見慣れない折りたたみの3連いすが設置されてた。

さて、車内に入り2階席へ。

E1系の特徴のひとつ、自由席車の3×3の6列の座席

新幹線が通勤・通学客で混雑するようになり、とにかく大量輸送を考えて造られたオール2階建構造だけに、詰め込むだけ詰め込んでしまえ!というコンセプトの基に開発された座席だったり。

今見ると、鉄道版LCCみたいな。
でも値段は通常の2×3列席と同じ。

まるでナローボディーの旅客機みたいな座席番号。

3人掛けが一体となった背もたれで、通路側以外の肘掛けはナシ!

肘掛け5本省略して、かつ、通路を極限まで狭くして座席1つ分のスペースを絞りだした感じ。

同じ自由席でも、1階席は通常の2×3の5列。

もちろん一人ずつ背もたれが分かれ肘掛けもあり、リクライニングもする。

リクライニングのボタンは肘掛けにあるので、なら肘掛けがない2階席はどうなるのかというと、なんとリクライニングしません。

その代わり、背もたれが若干リクライニングさせた程度に倒れてる。

座面は3分割されており中央席は窓側や通路側より2センチだけ幅が広いものの、ほとんど焼け石に水。

大人が3人座ると肩がぶつかりかなーり窮屈。
それは護送バスと揶揄される程。

ただ、肘掛けがなく座面のすき間もないので、横になって寝るにはいいかも?!

両端席の座面の隅が面取りされてるのは、座席を回転した時に引っ掛からないようにするため。

座席の回転はペダルではなく、背もたれを前へ倒すと回る。

回転した時に壁に引っ掛からないように座面が面取りしてある。

テーブルは通常の自由席と同じ大きさみたい。

車輌末端に2人掛け席がありますが、他と同様座席間の肘掛けはなし。

そしてこの2人掛け席の前の座席の背面、通路側には、謎のドリンクホルダーがある。

1~4号車の2階自由席はみんなこの座席。
同じ値段でこんな窮屈な席に座らせられたらたまりませんな。

デッキを見てみると、雪国を走る新幹線らしく長尺の荷物を収納するスペースがある。

洗面台は水、せっけん、ドライともセンサー式。

オール2階建てにした影響で床下に機器が搭載できず車輌両端の床上にあるため、デッキは壁が多い。

さて、いよいよ出発時刻となり、東京駅を発車!

せっかくなので、2階席に乗ります。

東京を出て5分で上野に到着。

山手線だと7分掛かるので、さすが新幹線!
特急料金840円払った甲斐あったぜぇ~

列車の案内板に『2階建て12両編成』と表示されるのも、あとわずか。

上野駅でE1系を見送り、乗り納め終了。

わずか5分間でしたが、最後の最後に乗れてラッキーでした。

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Posted by 管理人