信州の黒い平城 国宝『松本城』へ行く
群馬県から大阪への帰路、長野県の松本城へ行ってみた。
戦国時代に築かれましたが、天守が築城されたのは1593~1594年だとか。
本丸へ入るところにチケット売り場がありますが、訪問客は外国人の方が多いくらい。
本丸を守る黒門へ。
城へ行く時には、攻め入る側の目線と守る側の目線に立ちながら堀や石垣、門などを見ていくのですが、高低差のない平城を防御するのは厳しそう。
天守の前に広がる芝生の広場には、かつては本丸御殿があったそうで。
順路に従って進むと、天守内を見学するコースと中に入らないコースがチェーンで区切られている。
天守の中も見てみたかったんですが、中に入るまでに60分待ちだったので、入るのはやめることに。
本丸を出て内堀越しに天守を眺めると、水面に反射してカッコいい。
天守を横から見た時の縦横比が白銀比だとカッコよく見えますが、松本城は黄金比に近くて立てに細長く見える。
各層ごとの逓減率もバラバラで、角度によっては最下層より2段目の方が屋根が張り出してるように見えるし、なんかチグハグな形。
外堀には蓮の花が咲いていて、思わず「ファンタジースプリングスやな」と呟いてしまう。
松本城は平城なのでエグい坂道もなく、見学するには楽なお城です。