世界遺産 『日光の社寺』 は雪の中
東武日光駅から坂を上がること20数分、ようやく日光東照宮のある世界遺産『日光の社寺』の入口に。
スーツに革靴、仕事カバンのいでたちなのでここまで来るにもちょっとしんどかったけど、さらに歩みを進めていこうとした瞬間、まだ試練が待っていたとは・・・
雪が残る石段に足を取られないように気をつけながら上がって行くと、拝観順路を示す看板が。
そして、この看板が指している方向を見て愕然・・・
歩けませ~ん!
一瞬ビックリしたけど、隅っこの方に雪かきされた道があったので、そこを歩いて行きます。
雪の中のけもの道を進み、駐車場に出たところで立派な建物が!
おぉ~さすが日光、青空へそびえ立つクレーンすら趣がありますなぁ。
って、なんでやねん!
そこには輪王寺三仏堂が見えるはずでしたが、現在、50年ぶりの大修理の真っ只中。
その姿は工事用に建てられた素屋根に囲われて見えず、かわりに壁に描かれた三仏堂でガマンしてね。
まあ考えようによっちゃ、この修復工事の様子は今しか見られない訳で、そう思えば貴重な体験が出来たのかも。
ってか、そう思わないとやってられない (ToT)
で、その先のチケットセンターで拝観券を購入。
これで東照宮の他、二荒山神社と輪王寺にも参拝することができますが、この券では行けないところもあるらしい。
東照宮は徳川家康が祀られているだけあって、チケットには三つ葉葵の紋入り。
この御紋を見ると思わず、かのナショナル劇場の名場面、
「この紋所が目に入らぬか~」 「ははぁ~ <(_ _)>」
のシーンが出てくるような(笑)
それともう1枚がこれ。
輪王寺の宝物殿・逍遥園のチケット。
2枚合わせて1300円。
「大人1枚」
とだけ言うと2枚のチケットが出てきましたが、後で調べたら社寺共通拝観券(1000円)だけで良かったやん!
セット販売で買ってしまったチケットを差し出し逍遥園に入ると、そこは江戸時代に造られた回遊式の庭園になってます。
雪が残る風景は情緒深くはありますが、足元も悪いのでこの写真だけ撮って宝物殿へ行くことに。
宝物殿は撮影禁止なので写真はないけれど、徳川家由来のお宝を中心に展示されてます。
中でも、歴代徳川将軍が揃った肖像画はよかった。
あまり時間もないので宝物殿を出て、次に向かうは三仏堂。
工事の足場になってる金属製の階段をのぼり、お堂の中へ。
そこは、思わず小銭を出さずにはいられない仕掛け?でいっぱい。
3体並んだ黄金の仏様を拝んだり、その仏様の前に置かれてるゴマキ・・・じゃなく護摩木を奉納したり。
さらに進むと十二支を守護してるご本尊が揃ってるんですが、十二支全てのご本尊が揃ってるのはここだけらしい。
まずは自分の干支の仏様に拝みますが、やっぱり自分だけっちゅー訳にはいかず、家族の分の仏様にもそれぞれ拝まないとアカンでしょ。
するとその度にお賽銭を用意させていただく訳で。
さらに、それぞれのご本尊の前には干支ごとに違っている梵字守が飾られておりますが、ご本尊が並んでる先の売店でこの梵字守が販売されている。
もう、買わずにはいられない心理に。
でも、ここでお守り買っちゃうと返しに来るのも大変だし、仏様の御前ということもありここはグッと物欲心をこらえ、売店を通り抜けました。
おぉ、危ない。
もう少しで邪心に屈し散財してしまうところでした。
これも仏様のお陰でございます。
ありがとうございます!
三仏堂を出ると、次はいよいよ東照宮へ。