夏祭りで選挙の出馬を要請される

日常雑事

今日、町内会の夏祭りがありました。

去年、PTA会長をした流れで今年も町内会の役員をやっていて、夏祭りでは焼きそばの係をすることに。

夕方4時ごろから焼きはじめます。
まだ陽が高いうちはあまり出足もなくのんびり焼いてたんですが、日没が近づくにつれ忙しくなってきます。
日が暮れたころには、焼きそばを求める行列ができてました。

PTA会長をした経験もあり、自分でも驚くくらい顔が広がっているようで、焼きそばを焼いていると「ご苦労さん」「いつまで焼いてんの?」「今年はこっちかいな」などと、いろいろと声をかけてくれたり、ビールの差し入れもたくさん頂きます。

でも、焼きそば焼きに忙しく、せっかく頂いた冷たいビールも口をつけることができません。
とにかく行列がはけるよう、ひたすら焼き続けます。

こういう地元の人が集まる場所には、もれなく地元の議員が顔を出します。
市会議員、府会議員はもちろんのこと、国会議員まで党派問わずやってくる。
以前、労組の委員長をしたり、PTA会長をした関係で、いろいろな先生たちと顔見知りになっていました。

そんな中で、同じ町内に住んでいる市会議員とは年齢が近いこともあり、たまに近所の飲み屋へ行ったりと、プライベートでも仲良くしています。

焼きそばの行列がようやく解消されてきた頃、飲み仲間の市会議員と、同じ会派の府会議員、それにその府会議員の後援会の会長が、汗まみれで焼きそばを焼いている私のところへやってきて、「ちょっと5分ほど時間取れませんか?」と言います。

来年は市議選があるしそんな話かな~、と思いながら店を抜け、選挙の話も交えながら挨拶と雑談。
話が一段落したところでそろそろお店に戻ろうと思い、「ところで何の話すか?」と切り出すと、後援会長が一言・・・

「選挙、出てみない?」

PTA会長の頃、「次は市会議員やな」と冗談で言われることがあったので、またいつもの冗談かと思い、はぐらかすような返事をすると、

「いや、冗談やないねん」

「え?!」

よく考えると、忙しいところで偉い先生たちが冗談を言うためにわざわざ呼び出したりしないよな・・・
3人の目を見ると、かなりマジみたい。

「そんなこと急に言われても・・・ 今は仕事もあるし・・・」
と戸惑っていると、
「民間の会社勤めだから会社を辞めなくても選挙には出れるよ」
とか、
「出てくれるんなら全力で応援しますよ」
と、どんどん推してくる。

「こみいった話は、また今度ゆっくりと」と、何とかその場から逃げようと話をまとめ、「まあ、こういう話があるってことだけでも聞いておいて」ということで許してもらいました。

人材コンサル会社から「転職しませんか」という電話が来たことはあったけど、まさかこんな誘いがあるとは夢にも思いません。

まあ、受けるつもりはないけどね。

その後、お店に戻り焼きそばを焼きます。
結局4時間半ずっと焼いてました。

手は油でヌルヌル。
サンダルを履いてたんで、足も油でヌルヌル。

びっくりすることもあったけど、結構楽しかったな。

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Posted by 管理人