富山湾の魚が激ウマの温泉宿 『氷見温泉郷 魚巡りの宿 永芳閣』@富山・氷見温泉
富山湾の海の幸が食べられる温泉宿に泊まろうと、富山県は氷見温泉にある『氷見温泉郷 魚巡りの宿 永芳閣』へ。
建物自体は古さを感じたりロビーがすごく広かったり、典型的な昭和の観光温泉ホテルといった雰囲気。
今回はツインベッドの洋室と8畳の和室のある二人で泊まるにはかなり広い部屋でしたが、窓からは富山湾の風景が広がる。
ここではNHKの他に民放が3局で、番組表を見て思わず「少な!」と言うてまう。
チェックインする時に夕食の献立をもらいます。
今回は白えびを堪能できるコースでしたが、さらに料理の追加も可能。
但し、料理を追加するには、チェックインする時にもらう追加料理一覧から選び、午後5時までにフロントへ電話して事前にオーダーしなければならないシステム。
追加料理だけでもかなり美味しそうなものが並んでますが、せっかくなので品数が多くなるのは承知の上で、ノドグロ塩焼(2,800円也税込)、蛍烏賊刺身(1,700円也)、幻魚(げんげ)の天婦羅(1,100円也)、ナガラモ酢物(900円也)をオーダー。
指定された時間に夕食会場へ行くと、すでにテーブルはセッティングされてました。
食前酒はノンアルコール梅酒でしたが、これがすごくおいしい!
飲み物はセルフのフリードリンクでしたが、富山の日本酒の利き酒もできたり。
ただ私はコロナ以降アルコールは飲まなくなってしまい、専らノンアルコールでしたが。
旬の魚の舟盛りは、鰆焼霜、がんど鰤、甘海老、天然鮃、めじマグロ、梅貝の6種盛り。
特に、鰆の時間差で口の中に広がる脂の味わいと、肉厚な梅貝がお気に入り。
前菜の水蛸のカルパッチョ、梅ソース掛け。
弾力のある水蛸の食感がいい!
白えびの朧昆布〆とむき身。
これを食べるために富山へ来たと言ってもいいくらいでしたが、期待通り絶品!
白えび食べてると幸せさえ感じる。
追加オーダーしたナガラモ酢物。
初めて食べましたが、特徴のあるプチプチした食感もあってかなりウマい。
これも初めて食べるほたるいかの刺身は、ワタを抜いて胴体と足が別々に刺身になっており、酢みそ和えとは違ったプルプルの食感でこれも絶品。
こんなにデカくて分厚いのどぐろが2,700円とはビックリ!
ほろほろで脂が乗りまくった身は激ウマ!
私は新鮮な魚だったら背骨まで食べるのですが、こののどぐろももちろん骨まで食べられる。
ただ、背骨まで食べてしまうと食後の姿が普通とちょっと違うので、皿を下げてくれた給仕の方に何か思われただろうか?
焼き魚の背骨まで食べてしまうのは、マナー的にどうなんでしょう?
これでマナー違反とか言われると、反論したくなる。
幻魚(げんげ)の天婦羅は、幻魚が3匹と野菜の天婦羅。
これは普通においしい。
コース料理に戻り、白えびのから揚げ。
殻まで柔らかく白えびの風味もウマい。
ここでお凌ぎの冷やし氷見手延べうどん。
もうここまでお造りや焼き魚も食べてきて今さらお凌ぎは必要ないのですが、まあコースになってるので仕方ない。
去年、秋田で初めて稲庭うどんを食べて想像以上の美味しさに感動したことがあったので、氷見うどんにも期待が大きく膨らんでしまったのですが、今回食べたのはまあこんな感じか~というほど。
手延べということもあり、太めのひやむぎを食べてるみたいな。
さらに氷見牛しゃぶ 胡麻だれ。
献立に個体識別番号が書かれているので検索してみると、出生から屠畜まで富山県内で完結されたメスの黒毛和牛でした。
氷見産こしひかりのあさりせいろ飯 と 白えびしんじょと大舘屋の手鞠麩の澄まし と 香物。
シメは越中八尾の最中の「も」 と 氷見の醤油アイス。
醤油アイスとは言うものの、いい感じの塩味が効いていてほんのーり醤油感が見え隠れするぐらい。
最中の「も」はサクサク食感で、食べても口の中でとろけてくっつくこともない。
もう満腹を超えた食べ過ぎの状態で部屋に戻り、少し休んでからでないと温泉に行けないほど。
温泉へは終了1時間前に行ったら貸切状態で、露天風呂を堪能しました。
朝食はバイキング形式ですが、富山の海の幸が多め。
夕食もおいしかったけど、朝食もしかり。
特に、鰆(ガラスの器)とほたるいかの沖漬け(黄色い器)はおかわりするほどウマかった!
デザートコーナーにあった 北陸産牛乳入り甘みあっさりプリン も激ウマ!
普通のプリンより柔らかめでやさしい甘さですが、他では食べたことのない味わい。
このプリンを食べるためだけに再訪してもいい。
あと、ロビーのドリンクコーナーにあった秋番茶もおいしい!
水出しのお茶で、飲んだ瞬間はほんのり爽やかなお茶の味わいですが、飲んだ後にぶわ~っとお茶の風味が広がる。
ホテルの売店で探したけど売ってなかった。
富山湾の海の幸と地元産の食材を堪能して大満足な宿でした。