京都鉄道博物館へ行く ~その3~ 500系新幹線

 おでかけ@関西京都府

京都鉄道博物館へ行く その2からのつづき

プロムナードから本館に入ると、500系新幹線、クハネ581形、クハ489形がお出迎え。


JR西日本を代表する車両のひとつ、500系新幹線。

都落ちした今でも人気の500系、15mにも及ぶとんがった先頭形状がカッコいい。

この先頭部分は、見る角度によって表情が大きく変わる。

たてにひょろっと面長になると思えば・・・

えらが張って厳つい表情にもなり・・・

柔道の篠原信一っぽく見えることも。

皆さん顔ばかりに注目しがちですが、マニア的には普段は絶対見られない正面のスカート部分にも興味深々。

まるでF1のハイノーズみたいな形状ですが、鉄道の場合は床下に空気を取り込まない方がいいので、左右に空気を流しているようなスカート。

床下はもちろん、台車部分にも空力を考慮した台車カバーが取り付けられているので、のぞきこんでも台車の下しか見えない。

W1編成とW2編成には、先頭部の側面にすれ違いセンサー用の穴が開いてます。

本館2Fから見下ろすと、つり目状の前照灯やキャノピーから屋根にかけてのフォルムもカッコいい。

先頭形状がとんがり過ぎて乗務員室の扉と窓もとんがった形に。

ロングノーズの影響で、乗務員室から2列目までの天井が低く荷物が置けなくなり、3列席のC席をつぶして荷物置きになっている。

妻面側の通路は透明のプラスチック板が取り付けられ中が見えるように。

500系の特徴のひとつ、翼型パンタグラフ。

フクロウの羽根をヒントに、騒音低減のためのボルテックスジェネレータが付けられた楕円形の支柱がなんとも先進的。

本館ではこのパンタグラフの上げ下げを見ることができる。

支柱が起きてから上に伸びる2段階モーションがカッコいい。

ただ、機能的でカッコいいパンタグラフも、都落ちしてV編成化された時にシングルアーム型のパンタグラフに替えられてしまったのには残念な限り。

その4へつづく

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