京都鉄道博物館へ行く ~その2~ 101系&103系

 おでかけ@関西京都府

京都鉄道博物館へ行く その1からのつづき

0系新幹線を見た後は、同じプロムナードに展示されているオレンジ色が鮮やかな103系をチェック。

このクハ103-1は1964年に製造され山手線を走っていましたが、その後転籍をしてJR西日本で2011年まで現役でした。

展示車両の中では最近まで現役だったので、装備品も比較的新しい。

退役した時は阪和線を走っていたのでスカイブルーに塗られていましたが、展示にあたりオレンジ色にお色直し。

どおりで色が鮮やかでほとんど傷んでいない訳だ。

重厚な走行音を奏でていた台車もきれいに黒光り。

妻面の昭和39年日本車両製造を示す銘板。

平成20年11月に吹田工場で全検を終えた時には車体は水色で、転落防止幌が取り付けられる。

車内も退役した当時のまま。

さすがにシート生地は取り換えられていますが、壁の化粧板は懐かしい薄緑色の国鉄仕様。

退役時は4両編成でしたが、6号車の号車札が貼られている。

昭和51年に国鉄吹田工場で改造を受けた銘板。

後付けで冷房が設置されましたが、ラインデリアはなく扇風機で風を送っていた。

扇風機カバーの中央部は、JR西日本仕様に替えられてます。

本館の展示室には、国鉄時代のJNRマークの入った扇風機も。

運転台は今見るとアナログ感満点ですが、、シンプルでありながら機能的にまとめられていてカッコいい。

プロムナードの103系以外にも、本館内に101系のカットモデルが展示されています。

これは弁天町に交通科学館があった頃から展示されていて、私も子どもの頃によく遊んだ。

101系の運転台は非常にシンプルなレイアウト。

この101系で何より楽しいのは、車掌スイッチを操作して客室ドアを開閉できること。

子どもの頃、これが楽しくて仕方がなかったのですが、大人になった今でもやっぱり楽しい。

普通に開け閉めするのはもちろん、かけこみ乗車があった風に開けてみたりして。

今でもチビッ子に大人気ですが、さすがに子どもに混ざってやる訳にもいかないので、閉館時間直前に人が少なくなったタイミングを見計らって遊ぶ。

もうひとつ、床がガラス張りになっている下に台車があり、マスコンスイッチを操作して車輪を回転させられるのですが・・・

普段床下にあって中が見えない制御機器が、運転台の反対側、車体がカットされている部分に置かれていて・・・

ガラス越しに、マスコンスイッチを動かしたらどのように制御機器が動くのかを観察できる。

特に、この組合せカム接触器は、まるで宮崎アニメに出て来そうな動きで面白い。

これも、子どもの頃いつまでも見ていられたなぁ。

その3へつづく

 おでかけ@関西京都府

Posted by 管理人