実働56年でもまだまだ現役、昭和レトロな車両が活躍するケーブルカー『八栗ケーブル』に乗る

 乗り物@ケーブルカー・ロープウェイ

香川県からの帰り、高松市にある五剣山八栗寺のアクセス線になっている八栗ケーブルへ寄り道。

八栗登山口駅前に車を止め、ケーブルカーのりばへ。

八栗ケーブルには2011年に来たことがあり(記事)、今回9年ぶり2回目。

八栗ケーブルといえば、丸みのある昭和レトロな車両が魅力。

往復乗車券を購入。1,000円也。

15分間隔での運行で、改札が始まるまで並んで待つ。

丸みのあるボンネットと「YAKURI」の文字が入ったグリルが珍しい。

重厚感のある鋼製車体に厚めの塗装がつやつや。

片側3カ所のドアが折り戸で、窓に「自動扉」と書かれているところに昭和の高度成長時代の雰囲気を感じる。

少し色褪せたモケットにも昭和感。

乗務員室の機器類と、重たい正面窓を開けるジャッキ。

八栗ケーブルの2両の車両は昭和39年の開業当時に造られたもので、すでに実働56年。

「乗務員室立入禁止」のフォントもいい味。

折り戸好きの私としては、動作する様子に萌えます。

シリンダーロッドで折り戸を押したり引いたりして開閉するのですが、往復運動を折り戸の開閉運動に変える機構がいい。

あまり賛同してくれる人はいないけど(^_^;)

麓の八栗登山口駅を出発。

標高が上がってくると、屋島の街並みが見えますが・・・

さらに上がると途中でカーブしてしまい、視界が狭まる。

下ってくる青い2号車と入れ違い。

さらにケーブルカーが上がっていくと・・・

誰かいる!(;゜0゜)

名探偵コナンの犯人のような全身黒黒ずくめの男じゃないか!

たぶん線路のメンテナンスをしてるんでしょう(^_^;)

出発してから約4分で八栗山頂駅に到着。
折り戸マニアは開く様子にも萌える。

山頂側から見る表情もかわいらしい。

この奥の機械室で、ロープを巻き上げています。

前回は八栗山頂駅を出て、すぐに戻りましたが・・・

今回は八栗寺へお参りすることに(記事)。

参拝後、帰りのケーブルカーは青い車体の2号車。

もちろん帰りも撮ります、折り戸。

するすると駅を発ち下っていくと・・・

いらっしゃいました、メンテ作業中の方。

ケーブルカーの特徴、動かない分岐ポイント。

外側の車輪はレールを挟む溝付き、反対側は平らの車輪でレールに乗っかってるだけなので、分岐の溝も乗り越える。

往路で乗った赤い1号車とすれ違い。

再び八栗登山口駅に到着。

ドア、オープン!

昭和レトロな車両は愛嬌もあってかわいい。

いつまでも活躍してほしいもんです。

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