ブレーキローターの赤サビを黒サビに変えて防錆処理
今、アクセラにWedsSport SA-10Rの10本スポークのホイールを装着しています。
黒のようで黒でなく、シルバーのようでシルバーに見えず、光沢感もあって気に入ってるんですが、ディスクローターも丸見えなデザインなので、ちょっと気になることが・・・
ディスクローターの錆が想像以上にひどく、外からサビサビローターが目立ってしまい、特にリアは雨で錆が流れてホイールの内側まで赤くなってしまうという。
そこで、みすぼらしく憎き赤錆を人畜無害な黒錆に変えるべく、タンニン酸を水に溶かしてディスクローターに塗ってみた。
今回使ったのは試薬のタンニン酸。
江戸時代から漢方薬やお歯黒の主成分として用いられ、その後、皮なめし、顔料、インキや防錆剤としても使われています。
この水溶液のpHをpH試験紙で測ってみたところ、だいたい5.0ぐらい。
ディスクローターに吹き出た赤錆に、タンニン酸の水溶液を平筆でぬりぬり。
タンニンは植物に含まれる多価フェノールで、ベンゼン環に複数の水酸基を持つ化合物。
タンニン酸をアルカリで加水分解させると没食子酸が発生し、この没食子酸に強い還元性があるので、赤錆のFe2O3を黒錆のFeOとFe3O4に変化させます。
黒錆は鉄を侵食しないので赤錆の保護にもなる。
化学反応で赤錆が黒錆になって侵食もなくなり、見栄えがよくなりました(^^)
これが、どれくらいの耐久性があるかだな。