大型二輪免許取得記 【Vol.36】卒業検定
2014年10月30日(木)
いよいよ卒業検定。
大型二輪免許を取るために教習所へ通い、31時間の教習の集大成がここに!
今日検定を受ける同志は14人。大型6人、中型8人。
ロビーに集合し、名前を呼ばれたら教習原簿を受け取る。
「お名前を呼ばれた方から原簿を受け取り、教室へ上がってくださ~い。では、おそくじさん。」
この時は1番最初に呼ばれたことに関して何も思わなかったのですが、教室に行くと机にゼッケンが置いてあり、席が決められていて、
「おそくじさんは、黄色ゼッケン1番へ!」
ゼッケン1、これ即ちトップバッターで出走(;゜0゜)
ま、ずっと順番が来るのを待ってるのもしんどいし、最初にサッと終わらせた方がええわ。
教習車が出てくる前に走れるので、妨害で一発アウトになるリスクも減らせるし、もしそんなんで落ちたら、ドラクエの復活の呪文を書き間違えた時のように絶望感を味わってしまうだろう。
検定の前に、教室で50分ぐらい掛けて検定の流れと内容、採点基準、減点や中止になる事柄などの説明。
検定コースは、大型は2コース、中型は1コース。
2コースはいきなりスラロームへ行くので、ちょっと緊張する。
その後、二輪コースへ行ってプロテクターとゼッケンを装備。
ゼッケン1番は注目もされて、なかなかカッコええやん!
適度な緊張感を持ちつつ、むしろ早く乗りたいというワクワク感の方が強くなる。
「では、おそくじさん!」
はいっ!
「始めてください」
バイクを起こしてスタンドを払い、後方確認してまたがってミラーを合わせ、エンジン掛けて1速に入れて、右合図ののち後方確認して発車。
スラロームも波状路も無事通過。
指定速度のあと障害物へ。
交差点通過の確認もOK。
合図・後方確認のタイミングも大丈夫。
一本橋では絶対に落ちないよう、今までで一番速く渡ってしまった。
元々速めに渡ってしまおうと思ってたんですが、こんなところで落ちたら元も子もない、と思うと力が入ってしまい、気分はまるで賭博黙示録カイジの電流鉄骨渡りみたいな。
自分で1111、1112、1113…と数えてたんですが、たぶん9秒台前半。
同じ9秒台だったら、ギリ10秒に足りない9秒台より9秒台前半の方がいいだろう。
最悪8秒台だったとしても10点減点で済む。
クランクも難なく通過して、一時停止へ。
そこで後ろの方がちょっと騒がしくなり、検定員が小屋から出てきた。
どうやら一緒に検定を受けてた人がクランクで引っ掛かって、検定中止になったみたい。
私は順調にコースを進み、いよいよ最後の急制動。
加速して42km/hぐらいで止めるつもりが44km/hまで出てしまう。
あ、やば。出過ぎた。
と思ってる間にもパイロンが近づいてくる。
いつも以上にきつく止めないと、と思ってしまったのか、ブレーキとともにエンジンが咳きこんでしまう。
慌てて前ブレーキの量を増やし、何とか区間内で停止。
後輪がロックしかけたけど、何とか持ちこたえた。
危ない危ない。。。
その後、発着点へ戻り、降りる前の後方確認も忘れずに下車。
終わった、全て終わった。。。
すぐにインターホンで検定員から総評を受けるんですが、きっちり急制動のことを指摘される。
でも、
「バイクは不安定な乗り物だから、いきなり急ブレーキ掛けたり前後の配分もちゃんと考えないと転倒するので、気を付けるように!」
と、説教的な内容だったので、最悪減点で済んでそう。
「一本橋、とばしましたね。苦手でしたか?」
いえ、苦手ではないんですが、安全確実に渡るためにあえてペース速めました。
「大型だったらもうちょっと粘って欲しかったですね」
ははは・・・(^_^;)
「あとは・・・スラロームと波状路のタイムはOKだし・・・合図・確認もちゃんと出来てました。」
ありがとうございます。
「おそくじさん、昔バイクに乗ってました?」
おっ、久しぶりに聞かれた!
いえ、ないです。
「だいぶ走り込んでる感じでしたよ」
よく聞かれるんですが、どのへんが?
「全体的に。目視の後方確認もちゃんと後ろを見てるんで。じゃあ、館内で待っててください」
自分の感触と検定員の総評から考えると、受かったぞ、これ!
その後、休憩室で1時間半ほど待ち、最初の教室へ戻り合格発表。
名前を呼ばれた人から卒業証明書を前に取りに来てください。○○さん、□□さん、△△さん・・・
一番最初に走ったのに、なかなか名前を呼ばれない私。
★★さん、◇◇さん・・・ おそくじさん。以上!
一番最後かい!ちょっと焦ってもうたわ(^_^;)
教室に戻った人は全員合格してましたが、全部で10人。
ということは、4人が一発アウトだったってことか。
私の隣に座ってた人もいないし。。。
最後にアンケートを書く。
良かったと思う教官の名前を書くんですが、みなさん全員良かったので名前を書ききれないよ。
もちろん悪いと思った教官は、いません。
最初はかなり苦労したスラロームも一本橋も難なく通れるようになったのも、親切熱心に教えていただいた教官のみなさんのおかげ。
1ヶ月ちょっとの間でしたが、大変お世話になりました。
これで当分バイクに乗れないと思うと、なんだか寂しくなったり。
何だったら、教官とちょろっと飲みに行きたいぐらい(笑)
ホントにホントに、感謝です。
ありがとうございました。