BMW523iの代車で420dグランクーペを借りる
BMW523iにリコールが出たとディーラーから連絡があり、1泊2日で車を預けている間の代車は420dグランクーペ。
縦に長い豚鼻グリルはマイクラ風のハートみたいやな。
個人的には、最近のBMWはグリルを繰りすぎてるような気がする。
BMWはシンメトリーのキドニーグリルがゆえに追尾用レーダーの設置場所に苦労してそうですが、マイクラのハートタイプのグリルでは左側のグリルのナンバー下にあるようで。
ロードスターも屋根を閉めたらクーペですが、4ドアクーペは久しぶり。
今どき4ドアでサッシュレスだとなんか新鮮。
昔は4ドアハードトップの車も多かったのに。
G60と違い、ドアロックやシートメモリーが物理ボタンなのがいい。
ただ、G60と同じく助手席側のシートメモリーボタンがなく、このクラスにして装備がチープなのがいただけない。
クーペスタイルだと特に後席の居住性が犠牲になりますが、420dでもしかり。
ただ、クーペスタイルとはいえ頭上空間は若干の余裕があり、むしろメルセデスベンツCLSやプリウスの方が狭い。
フロアーとドア開口部との段差が深めで、降りようとするとつま先が引っ掛かってしまったり。
ルーフが絞り込まれているせいで、リアのヘッドレストが平べったくてオモロい。
病院で血圧測る時に腕を乗せる台みたいやな。
リアシート中央には、申し訳程度のアームレストが格納されていて、一応ドリンクホルダーもある。
リアの独立エアコンとUSB-C端子付き。
クーペなので、リアの居住性は重視しなくても良さそうですが。
リアの居住性が欲しいならセダンを買ってね、ということでしょう。
メーター周りは横長ディスプレイだったりシフトレバーがツマミになっていて最新モデルっぽいけど、ハンドルのクルコンやオーディオ関係の物理スイッチが残ってたりして、なんだか進化の途中みたいな。
ライト関係も物理スイッチが残り、OFFのボタンもあるのがいい。
シフトレバーがなくなりツマミになったセレクターは今風ですが、iDrive関係のスイッチはG60と違いギトギトしてなくていい。
エンジンは直4の2Lディーゼルで、一応6発が入るスペースはありそう。
420dに乗ってみると、走り出して最初の鋭角に曲がる交差点に入った瞬間に「これ4駆か!」とわかるぐらい、全然ハンドルが切れない。
スペック上では最小回転半径5.7mですが、体感的には6m以上に感じる。
523iは4WSなので、ボディがデカくても意外と小回りが効くのに慣れてしまってるかも。
ディーゼルエンジンはトルクはありますが、カラカラというディーゼル特有のエンジン音が大きめ。
今時のガソリンエンジンのハイブリッドもトルクはあるので、ディーゼルのメリットは燃料代ぐらいか。
今回は自宅とショッピングモールの往復しかしなかったので細かな挙動までは確かめてませんが、しっかりした足回りはさすがBMW、走る楽しさはちゃんと感じられます。
523iのリコールですが、車を預けてみてもらったところ、私の車は対象外でした。
なーんそれ!