関西万博のテストランに行く
関西万博まであと1週間となりましたが、開幕に先立ち、テストランのチケットを入手したので一足先に行ってきた。
関西万博のために延伸された中央線の夢洲駅を降りると、コンコース一面の巨大モニターにミャクミャクが!
駅を出ると、広大な広場に入場者の長い列が出来ていてビックリ!
11:00に東ゲートからの入場チケットでしたが、会場に着いたのは11:50頃。
すると「11:00までのチケットの方はこちらへ!」と誘導しており、12:00入場の大集団の列から出て先に入れてもらえた。
この日は3万人規模だったようですが、入場前の手荷物検査はなかなかの混雑っぷりで、本番始まったら大丈夫か?と不安になるほど。
ディズニーランドでも入園前の検査がありますが、やはり検査ひとつにしてもノウハウがあるんだなぁと思ったり。
手荷物検査はどこに並んでもよく、列の最後尾はどこも同じぐらいの位置でしたが、どうも金属探知機のある検査ブースの位置は隣のレーンと違ってるようで。
最後尾の位置が同じということは、ブースによって列の長さが違うということじゃないか!
ざっと見渡すと、東ゲートに向かって右端の 02、03、05、06、08、09、11と・・・
12、14、15、17、18、20、21、23は手前に検査ブースがある。
ただ、列の長さよりも検査ブースで検査する人の要領の良さが影響してそう。
結局、手荷物検査で50分並んで入場できましたが、12時入場の方たちは1時間半掛かったとか。
関西万博のシンボルになっているのが、会場をぐるっと囲っている大屋根リング。
入場すると、すぐに世界最大の木造建築物という大屋根リングが目に飛び込んでくる。
大屋根リングは日は遮ることが出来ますが、雨風をしのぐものではなさそう。
大屋根リングに上がってみると、反対側が想像以上に遠くてビックリ!
大屋根リングは1周で2kmあるらしいので、直径は約636mってことか。
大屋根リングの上の通路は2層構造で円の外側が高くなっており、この高い部分も歩けるようになってます。
ただ、下の通路と上の通路を行き来できる場所がとても少なく、上に行きたいと思っても結構下を歩かないと行けません。
大屋根リングが海の上までせり出しており、基礎部分の一部が波で流されたと話題にもなってましたな。
この辺りは水辺だからか虫が多いようで、夏になると蚊が多くなりそうだし虫よけは必須ですね。
動画で撮ってみたんですが、思った以上に長かったので途中で止めました。
関西万博のマスコット、ミャクミャクと記念撮影する人で行列も出来てるし。
ミャクミャクは目玉がたくさんありますが・・・
関西万博のパビリオンのほとんどはまだ工事中でしたが、ざっと見て回ります。
まずはやっぱり日本館。
パビリオンを当日予約しようとしたけど、やっぱり全部の枠が「×」表示で入れなかった。
アメリカ館はまだオープンしてなかったけど、左右の壁一面が大きなモニターになっていて、アメリカ国内の映像が流れてた。
ここに入ると関税取られるとか?なんてね。
フランスのトリコロールって、よく見たら関西万博カラーっぽいな。
あ、関西万博カラーがトリコロールっぽいと言うべきか。
ポルトガル館は、太めのロープをたくさんぶら下げたような外観。
吉田沙保里が練習で腕だけで登るやつみたい。
サウジアラビア王国館は運営しており、中で飲食ができるようで行列ができてた。
オーストラリア館も運営してましたが、パビリオンには入らず・・・
パビリオンに隣接したカフェでコーヒーを買って休憩することに。
アイスランド、スウェーデン王国、ノルウェー王国、デンマーク王国、フィンランド共和国の北欧五か国のノルディック・サークル。
北欧の国の国旗は、左にオフセットした十字部分が共通で色違いやな。
アフリカの国々が集まったパビリオンでは展示会みたいに各国のブースがありますが、ソマリアではなぜか冷蔵の陳列ケースや冷蔵庫が置いてある。
もしかしてこれ、すしざんまいの寿司を売るん?
ソマリアで漁を教え、獲った魚を買い取ることで海賊をしなくても生活できるようにしたのが、すしざんまいの社長だし。
民間企業のパビリオンでは、貝殻のような形のパソナグループのPASONA NATUREVERSE。
先っぽに鉄腕アトムが座ってる。
このパビリオンでは、iPS細胞から作った心臓が魂動を打ってるらしい。
大屋根リングから見えてた、バンダイのGUNDAM NEXT FUTURE PAVILION。
膝をついた珍しいポーズですが、ガンダムを立たせると高さ規制に引っかかるのでしゃがませたとか?
スマホで万博デジタル記念証がもらえるというので、撮ったガンダムを送信したら・・・
ついていけるのは、ファーストガンダム、Z、ZZ、逆襲のシャアまでやな。
知ってるのはじまりの4作品だけ。
鏡のように輝いていてスピーカーみたいな外観で、重低音で建物全体が震えてるパビリオンは、落合陽一プロデュースのnull2(ヌルヌル)。
リアルに来て見て聞かないとわからない迫力と不思議な感覚がすごい。
ゴルフボールを半分に切ったようなパビリオンは、BLUE OCEAN DOME(ブルーオーシャン・ドーム)。
砂利に水が張られていますが、柵など物理的に遮るものがないので、夏になったら子どもが水に入って遊びそう。
日本館の隣にあるEXPOホール「シャインハット」。
ここで開会式が行われるそうで。
あるパビリオンの壁にJOJOのスタンドみたいな絵が描かれてましたが、よく見ると・・・
今回、万博会場でお昼を食べるために、ウォータープラザマーケットプレイス2F、大阪のお店が集まったフードコート『好きやねん大阪フードコート EAST SIDE』へ。
中華のひよこ飯店とか・・・
日本一の串カツ横綱などの大阪のお店が集まってます。
14:00頃に行くとフードコートの席は確保できたけど、どの店も長い行列。
そこで、カツカレーなら早いだろうと思い『新世界ぎふや』の列に並ぶ。
列の長さ自体は隣のひよこ飯店より短かったけど、列の進みはこちらの方が遅い。
どうも、まだ慣れていないせいか厨房のオペレーションが回ってないようで、特に定食のメイン料理、ごはん、みそ汁、ドリンクを合わせて完成させるところがパニクっており、完成させてカウンターに出しても間違っていたのか、また厨房へ戻したりを繰り返してる。
そもそもメニュー数が多く、普通のショッピングモールのフードコートでも多すぎるぐらい。
とりあえずボロネーゼ全部いらんやろ。
列に並んで呼び出しベルが鳴るまで約30分、オーダーしたのはカツカレー。税込1,628円という万博価格。
カレーを受け取ってすぐに思った、ルー少ね。
ただ、ライスが激的にまずく、米不足のせいなのか「これ何の米使ってんの?」と思うほど。
自分はたいていどんな味でも受け入れるのですが、それでもこれはちょっと・・・
会場内の別の場所にはどうとんぼり神座も出店してますが、一番安いおいしいラーメンが1,200円なのにビックリ!
倍までは行かないけど、なかなかの万博プレミアム。
万博価格なのは仕方がないとは思いますが、その中でもスシローでメニューを見せてもらうと、玉子が165円で都心店舗の価格ぐらいで意外と良心的。
お店の方は「いいネタ持ってきてます!」と言うてましたが、わざわざ万博会場でスシロー食わんでもええよな。
まだ木は植えられたばかりのようでしたが、夏になる頃には青々としてくるんでしょう。
この森の先にどんな未来につながってるのか見に行こうと思ったら・・・ハッ!
そういえば、大屋根リングの中心ってどこやろ?
という訳で、Googleマップでだいたい中心部へ行ってみると・・・
宮田裕章シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」がある。
ちょうどそこにいたスタッフの方に「リングの中心ってこの辺ですか?」と尋ねてみたところ・・・
「だいたいこの辺ですよ」と教えていただいた場所は、特に目印もなにもなくただの土。
大屋根リングの中心に立ち愛を叫びながら記念撮影。
適当に丸いプレートでも埋めて「ここが中心」と謳ってもいいのに。
昼過ぎに入ってぐるっと一回りするだけで、もう18時の閉場時間に。
閉場1時間前から来場者の追い出しが始まり、17時から警備員が全力で出口へ誘導してました。
帰りの駅はやや混んでましたが、列が止まることはなくゆっくり流れに乗って改札内へ。
中央線は5分間隔でしたが、2本待って座って帰れました。
パビリオンはまだ工事中なところも多く、人気のパビリオンは予約で空きがなく入場は叶いませんでしたが、雰囲気がわかっただけでも収穫あり。
一部ではトイレが少ないとか言われてますが、トイレは建物内や単体でもそこらじゅうにあります。
ただ、デザインを重視したせいか、トイレがわかりにくいという難点はありますが。
会場中にトイレを配置して上水と下水と電気を通したら、お金もかかるやろ。
ほぼ予習なしで行ってみたけど、何から何まで結構ムズいです。
公式サイトで万博ID作って来場予約からムズいし、パビリオンの予約もなおさら。
公式サイトやアプリのユーザービリティがクソ過ぎて呆れるほど。
まあ、それも含めて今回いろいろとノウハウは得たので、本番はもっと要領よく行けると思う。
なんか批判的な情報がとても多いですが、大阪では楽しみにしてる人も多いし、実際行ってみると楽しそうだし。