BMW Chargingを解約してZESP3に乗り換え
530eはプラグインハイブリッドなので、外部から走行用バッテリーに充電できます。
多くの公共充電スポットでは充電するために認証カードが必須ですが、BMWでは新車を買うと認証用カードが付いてくるのでMy BMWのアプリからBMW Chargingの契約をして、このカードで充電できるようになりました。(記事)
BMW Chargingでは、毎月基本料金として2,750円(税込)を払えば普通充電し放題。
さらに、BMWの新車を買うと1年間は基本料金も無料になるので、頑張れば1年間エネルギーコストゼロで走ることもできたり。
実際に電気だけで走るチャレンジをして、半年間無給油で過ごしました(記事)。
結構大変だったけど。。。
ただ、1年間基本料無料期間も終わり、これからは充電スポットを使っても使わなくても毎月2,750円発生してしまいます。
そこで、このままBMW Chargingを使い続けるべきか、他の認証カードに替えるべきかを考えてみました。
ポイントとなるのは次の通り。
・毎月固定的に発生する費用
・普通充電する時に従量的に発生する費用
・使える充電スポットの数
充電スポットの数については、BMW Chargingは基本的にeMPネットワークの普通充電器が使えるので、eMPネットワークで認証できるカードであれば充電スポットが今より減ることはありません。
ただ最近、特に地方ではeMPネットワークから離脱してトヨタウォレットでしか認証できない充電スポットが急増しており、充電スポットの数で見ればトヨタウォレットを使えるようにするのがいいのかも。
但し、今のところトヨタウォレット限定充電器は地方に多く、さらにトヨタ系クレジットカードを作らなければならなかったり、充電料金も高めに設定されていることが多いので、今回は見送ることに。
そうなると、毎月の基本料金と充電料金との合算でBMW Chargingとどちらがお得かを比べるだけ。
現在、各自動車メーカーが認証カードを発行していますが基本的にオーナーしか加入することができず、オーナーでなくても加入できる認証サービスは3つだけ。
この誰でも加入できる認証サービスを比較してみたところ、ひと目で月額基本料金と充電料金が一番安い日産のZESP3一択に。
認証カード | 発行元 | 発行手数料 | 月額基本料金 | 充電料金 |
BMW Charging | BMW | 無料 | 2,750円 | 無料 |
e-Mobility Powerカード | e-Mobility Power | 1,540円 | 1,540円 | 2.5円/分 |
おでかけカード | JTB | 無料 | 1,650円 | 2.5円/分 |
ZESP3(シンプル) | 日産 | 1,650円 | 550円 | 1.65円/分 |
おでかけカードは発行手数料が無料、ZESP3が1,650円掛かりますが、月額基本料金はおでかけカードの方が1,100円高いので2ヵ月でペイしてしまう。
次に、BMW ChargingとZESP3と比較してみると、月額基本料金はBMW Chargingの方が2,200円高いけど充電料金が無料というアドバンテージがあるので両者の損益分岐点を調べてみたところ、月の充電時間が1333分(22時間13分)以下ではZESP3の方が安く、1334分以上ではBMW Chargingの方が安くつくことがわかりました。
では、月間の充電時間はどれくらいか?になりますが、去年、電気だけで走るチャレンジをした時のデータを参照してみると、最も多い月で22時間30分で、6ヵ月平均すると17時間35分でした。
損益分岐点の22時間13分を超えたのはひと月だけで、あとは21時間以下。
しかも、これはガソリンを使わずに電気だけで一所懸命走ろうとしてた時なので、普通にガソリン併用で走る時は月間20時間を超えていません。
ZESP3のカード発行手数料は、損益分岐点の22時間13分と実際の充電時間との差から消化することに。
例えば、充電時間が15時間13分だったら7時間(420分)分の充電費用693円を発行手数料に充当することで、半年以内にペイできると思います。
ペイするまでの期間は、毎月2,750円払うのと同じになってしまいますが。
という訳で、私のような使い方の場合、年間トータルではZESP3の方がメリットがあると判断しました。
早速、ノート&キューブを面倒みてもらっている日産ディーラーの営業氏に連絡し、ZESP3カードを受け取ります。
カード自体は台紙ごと手渡されるだけですが、使えるようにするには台紙に書いてあるサイトで登録しなければなりません。
といっても、住所氏名、カードに記載の会員番号、決済手段の登録、充電する車の車体番号などを入力するだけで完了。
料金プランは月額550円の「シンプル」に。
ZESP3カードが使えるようになった時点で、発行手数料が請求されます。
次に、BMW Chargingの解約手続き。
My BMWアプリから、eモビリティの項目の「eモビリティの全てを見る」を開けると・・・
解約手続きを進めると、お決まりの「解約するとメリットが失われるぞ!」という軽い脅しのようなメッセージが出ますが、構わず進めます。
解約手続きをしたのは1月31日だったんですが、1年間の基本料金無料期間は2023年1月24日までだったので・・・
その後、きっちり1月25日から31日まで日割りした基本料金622円(税込)を請求されました。
認証カードの乗り換えもできたので、しばらくはZESP3を使ってみようと思います。