久しぶりに飛行機に乗って青森へ
コロナで出張がなくなり陸マイルがかなり貯まってしまったので、マイルを消費しようとコロナ禍以降初飛行機で青森へ。
最後に乗ったのは2020年1月末だったから、ここまでコロナで大変なことになるとは誰も思わなかった頃か。
大阪空港のリニューアルで新しくなった保安検査場は経験してましたが、今回1年9ヶ月ぶりに大阪空港へ行くと、保安検査場を抜けた先に、新しく売店やフードコートなどの飲食店がずらりと並んでいてビックリ!
搭乗ゲートとの位置関係を把握するまで、軽く浦島気分。
周辺をウロウロしてみると、ダイハツTAFTが展示してありましたが、すげーカッコいいじゃないか!
昭和レトロなデザインで、ナンバーのところにTAFTって書いてあるので、タフトにレトロなデザインの新モデルが出るん?!
と思ったら、昭和53年~57年に販売されていた初代TAFTだった。
現行TAFTが2代目だったのは知らなかった。
ボディーがツヤツヤでかなり綺麗だったので勘違いしてしまいましたが、今、ホントにこの形で出したら結構人気出るんじゃない?
搭乗までにまだ少し時間がありましたが、せっかくなのでラウンジには入らず、大阪で有名なチーズケーキの店、りくろーおじさんの店でチーズケーキを食べることに。
その様子はまた別の機会に(記事)。
数年前からリニューアル工事が進められている大阪空港、保安検査場も含めターミナルビルの出入口に近いところは新しくなり、天井は低いものの今風の雰囲気がありますが・・・
青森便が出る20番ゲートへ行こうとすると、途中から昭和の雰囲気に。
この辺りはリニューアルされていないようで。
20番ゲートはターミナルの末端で使用機材が見えなかったのですが、ギリギリレジ番を確認できたJA247J。J-AIRのERJ-190。
今、ひとまずコロナは落ち着いているとはいえ、やはり旅客数は戻っておらず、羽田便でさえB737-800(JA306J)が使われていたり。
隣の19番ゲートに、J-AIRのERJ-190(JA249J)が到着。
長崎行きになるようです。
このパタパタはできるだけ残ってほしい。
飛行機に乗るのが久しぶり過ぎてあれこれと見て回ってるうちに青森便の搭乗が始まってしまい、優先搭乗のタイミングを逃してしまう。
コロナ禍以降初搭乗だったので知らなかったんですが、以前、飛行機の入口でCAさんがイヤホンを配ってたみたいに、今は除菌シートを配ってるんですね。
LCCではないので普通席の座席間隔は狭くはないけれど、エンブラエルはシート中央部に脚がなく、前の座席下が広くていい。
非常口座席だと脱出時のサポートが必須ですが、最後尾の座席は真後ろにドアがあってもサポート義務はないんですね。
この日は満席ではないけれど、7~8割は埋まってる様子。
CAさんに聞いてみたら、10月になってだいぶお客さんが増えてきたそうで。
お客さんが多いとやはり飛沫感染が気になりますが、E190には頭上に風が出てくるノズルがあるので、これで顔付近に風を送ってみる。気休めにしかならないかもしれないけど。
以前、隣に激烈に口が臭い人が座ったことがあり、この風でバリアーしたら臭わなくなったことあったなぁ。
定刻より少し早めにドアクローズ。
E190は客室にモニターはないので離陸前に行われる機内安全の説明はCAさんが喋って実演しますが、酸素マスクのところで「酸素マスクはご自身のマスクを外してから装着してください」と説明があり、コロナ時代を感じる。
自分のマスクを外すのは当たり前!と言うなかれ、酸素マスクが必要になる緊迫した状況になれば、動揺してマスクしたまま酸素マスクを付けてしまうことだって十分考えられる。
でも、自分のマスクをしたまま酸素マスクを付けてる様子を想像したら、思わず笑ってしまう。
明るいうちに大阪から東へ飛ぶ飛行機で進行方向右側に座ることは少ないのですが、いつもと違う景色もたまにはいいもんで、大阪平野から生駒山を越えて・・・
三重県から北東方向へ飛行すると名古屋市内が見えてきますが、名古屋って遠くからでも名古屋駅の場所がよくわかる。
普段乗ってる羽田便では見られない、南アルプス越しに見る富士山もいい。
アルプスの山々の山頂付近にのみに点々と笠雲のような雲がかかってますが、富士山のような単独峰ではよく見かけるけど、山脈できれいに笠雲がかかる様子はあまり見ないかも。
笠雲が出ると天気が悪くなると言われてますが、この日も翌日は雨でした。
E190はWi-Fiで機内エンタメは見られるけどネットにはつながらないので、iPhoneのコンパスで緯度経度が動いていく様子を見ながら、頭の中で現在位置を追いかける。
「もう38度線越えたなぁ」とか思いながらこんなことしてるのは、マニア以外にはいないかも。
17:00頃になると降下が始まり、鯖雲のような典型的な秋の雲と空との境目が夕焼け色に染まってくる。
高度が下がり雲が近づいてくると、層雲の鯖雲かと思ったら積雲のひつじ雲のようにも見えてきた。
夕暮れに雲の上から見たらわかりにくい。
雲に突入したときの高度は4900mだったので、地上から見たらひつじ雲だったかもしれませんね。
北緯40度を越えると、東北へ来た実感が湧いてくる。
高度3740mで雲を抜けると、もう黄昏時から夜になるところ。
青森市内から陸奥湾のような地形が見えるので、西からのアプローチか。
青森空港の西からのアプローチはRWY24ですが、コンパスを追いかけていると、どうやら若干の横風の影響で機種を風上に振って斜めに飛ぶクラブアプローチをしているようで、タッチダウン直前に250°から240°方向へ一気に変わってタッチダウン。
久しぶりの空の旅でしたが、マニアにとっては栄養補給にもなり楽しいですね。