東海汽船のジェットフォイル水中翼船で伊豆大島へ
先日、伊豆大島へ行く用事がありました。
同行のメンバーは羽田からANAで行く予定でしたが、私は滅多に行かない伊豆大島なので、以前から乗ってみたかった水中翼船、ジェットフォイルで行くことに。
ゆりかもめを竹芝駅で降り、ちょうど駅の真下が伊豆大島行きの竹島客船ターミナル。
きっぷうりばは既に行列ができてた。
最後尾に並んでチケットを買います。
大島側の港は決まっておらず、その日の海況によって元町港か岡田港のどちらかに。
この日は岡田港に入港予定。
かれこれ15分ぐらい並んだでしょうか、ようやく私の番。
私:次の大島行きのジェット船、大人1枚。
係員:予約されてますか?
してません。
ジェット船は満席なんですが・・・
え、えぇーー(;゜0゜)
今まで、昼行の船に乗るときには予約なんぞせずとも楽勝に乗れたんですが、なんと午前のジェット船は満席!
どおりで窓口で、「予約番号○○番」って言う人が多いなぁと思った。
隣のカウンターでキャンセル待ちの受付をしてます
と言われ、キャンセル待ちの手続き。
すでに1人キャンセル待ちをしていて、私は2番目。
やっばー!もし大島へ渡れなかったらどうしよう・・・
と、頭ン中で他に大島へ渡る手立てを考えるも、ちょっと無理かも。
焦る気を紛らわすため桟橋へ出てみると、船体がピンクの『セブンアイランド愛』が停泊中。
煙突に描かれたノルウェー国旗みたいなのが、東海汽船のしるし。
ほどなく乗船手続きが始まり、続々と乗船客が乗り込んでいく。
乗船が一段落しても、慌ててやって来る客もちらほら。
そんな様子にそわそわしながら待ってると、出港5分前にキャンセル待ちの人が呼ばれる。
キャンセル待ちのみなさん、窓口で乗船券を買ってください!
ちなみに客船だと4,670円から。
その代わり、船内で1泊。
乗船券の右側の半券に名前と住所と渡航目的を書いて、係員に渡します。
結局、キャンセル待ちは6人いましたが、全員乗れました。
座席は全席指定。
座席番号はヘッドレストカバーにデカデカと書いてあるので、列だけわかれば割とすぐ見つかる。
残念ながら、私は中央部の6人掛けの一番真ん中。
キャンセル待ちの身なので、窓際がよかったな~なんてことは申しませぬ。
でも、最後列で隣が空席だったので、楽に乗れたかも。
この船は、飛行機で有名なボーイング製。
ボーイング929、ジェットフォイル(JETFOIL)。
船内に銘板が輝いてます。
飛行機メーカーが船とどういう関係があるの?と思いきや、かなり共通点がある。
この船は、海水を吸い込み後ろへ吹き出して進むウォータージェット船。
しかも、船底に水中翼を備え、速度が上がると翼の揚力で船体を水上へ浮かせ、水の抵抗を抑えて高速航行ができる。
浮上中、船体は完全に水から離れていて、翼だけが水中に沈んでる状態で航行。
飛行機が空気中で翼の揚力で浮きあがり、吸い込んだ空気を後ろへ吹き出すジェットエンジンなのに対して、ジェットフォイルは水中の翼の揚力で浮き上がり、吸い込んだ水を後ろへ吹き出すジェットエンジン。
空気と水の違いはあるけれど、基本的な原理は同じっちゅー訳。
船は出港すると、ジェット機と同じような「キーン」というエンジン音を響かせ、しばらくはゆっくり航行。
この時点ではまだ船体も水に浸かってる。
船内では、
「まもなくテイクオフをしますので、シートベルトをお締めください」
とアナウンスがあり、乗務員がシートベルト着用を確認して回る。
画面では、救命胴衣の使い方の説明も。
旅客機の離陸前の機内の様子とおんなじ。
レインボーブリッジをくぐり、お台場のランドマーク、フジテレビの前を抜けると、だんだん甲高いジェットエンジン音が大きくなってくる。
飛行機ほど激しい加速もなく、揺れもほとんどないまま速度が上がると、
本船はテイクオフが完了しました
とアナウンスが流れ、いよいよ水面から離れて浮上。
翼だけで航行する『翼走』状態になると、最高時速約80kmで疾走。
船体が浮いた翼走状態になると、こんな感じに。
(東海汽船ホームページから引用:http://www.tokaikisen.co.jp/shipinfo/jetship/)
水中翼船の説明もある。
飛行機と同様、翼のフラップを自動で制御して安定させてるので、揺れや振動はほとんどなく、普通の船よりも乗り心地がいい。
翼走中、旋回するときに船体を傾斜させるところも飛行機と同じ。
航路の見どころマップを見てると、東京湾を南下して約55分で房総半島の鋸山付近へ。
陸路だと、東京からJR特急でも80~90分掛かるので、いかに速く航行してるかがわかる。
船内には専用無線LANが使え、サファリでコンテンツが見られる。
ネットはできません。
途中、鳥の群れが海面近くを飛んでおり、減速しながらこれを避けるように旋回。
船体を傾けて旋回します。
この船は大島から、利島、新島、式根島を経て神津島行き。
乗客の半分ぐらいは大島で下船。
港には駐在さん?も警備がてら出港のお手伝い。
大島も東京都なので、警視庁なんですな。
東京から乗ってきた『セブンアイランド愛』は、すぐさま利島へ向かって出港。
向こうには『セブンアイランド夢』が待機。
隣には、大島発東京行きの『セブンアイランド虹』の乗船が終わり・・・
遠くの沖には、さっき出港した『セブンアイランド愛』が船体を浮上させ翼走中。
遠くからでもスピードの速さがよくわかる。
まさかの満席で危うく乗りそびれるところでしたが、キャンセル待ちで何とか乗ることができてヨカッタわ(^_^;
ジェット推進の水中翼船は予想以上に乗り心地も良く、まさに”海の旅客機”のようで面白かったな。