対馬・厳原港から九州郵船のジェットフォイルで博多港へ

 乗り物@船福岡_202406,九州郵船

トヨタレンタカー厳原店でレンタカーを返却し徒歩で向かったのは、まだ真新しい建物の厳原港国内フェリーターミナル

福岡から空路で対馬に来ましたが、帰りは船で福岡へ戻ります。

公式サイトでネット予約しておいたので、チケット売り場でチケットを買う。

ネット予約するには九州郵船の公式サイトで会員登録をする必要がありますが、必須項目のメールアドレスにGmailなどのフリーメールが使えないという制約があり、地味にネット予約のハードルが上がってるという。

ネット予約の利用規約によると、会員登録は乗船する個人本人に限っていて、本人以外の代理登録や旅行代理店などの法人での登録はできないことになっており、もしかして代理登録を防ぐためにフリーメールを利用不可にしてるとか?

ここまで厳しく制限してるのは、過去に何かしらトラブルでもあったのかと勘繰ってしまう。

厳原港から博多港まで、ジェットフォイルで9,450円也(内燃油サーチャージ1,400円)。

出発10分前に桟橋へ行ってみると、博多行きのジェットフォイルが出発準備中。

船名はヴィーナス2

操縦室窓の左下にBOEINGと書かれてますが、この船は航空機メーカー、アメリカ・ボーイング製のボーイング929

飛行機メーカーが船?!

と思いきやこの船、前後の船底に飛行機と同じような翼があって、ウォータージェットエンジンの推力で速度を上げると水中の翼に浮力を得て船体が水面から浮き上がり、水の抵抗を減らして高速で航行できるという水中翼船(ジェットフォイル)。

九州郵船サイトより

いよいよ乗船!

今回は眺めのいい二階席を取る。

シートの前後間隔はやや狭め。

二階席は窓側2列、中央4列配置。

客室にはシートベルト着用サインがあり、点灯中はシートベルトを締めるところも飛行機っぽい。

航行中、大きな浮遊物やクジラやイルカなどの海洋生物と衝突したり、衝突を回避するために急減速することがあり、シートベルトをしてないと体が飛ばされてケガをすることもあるらしい。

シートポケットに安全のしおりがあり、救命胴衣の着用方法や非常時に知っておかねばならない内容が書かれている。

最前列席の前の壁にはクッションが取り付けられ・・・

壁掛けモニターの縁にも緩衝材が貼ってある。

前席背面にもクッション材が取り付けられていますが・・・

クッション材を上げると背面テーブルが!

背面テーブルを使ってる時に急減速が掛かり前につんのめったら、怖くて使えんな。

13:15、定刻に対馬・厳原港を出発。

航空便は悪天候で欠航になりましたが船便は予定通り出発してくれたので、対馬で足止めを喰らわずに済んだ。

厳原港の防波堤を出て日本海へ。

対馬での滞在時間5時間足らずでしたが、機会があればまた来よう。

港から出るとジェットフォイルは速度を上げていきますが、船体が持ち上がった浮遊感などは全くなく、いつ船体が浮上して翼走になったのかもわからず、波が当たった振動や長周期の揺れもなく乗り心地がいい。

ちょうど対馬と壱岐の中間辺りに来ましたが携帯の電波は通じており、現在地がGoogleマップに表示されてるのは何気にすごい。

壱岐に近づくにつれ雨がきつくなってきましたが、それでも船体は安定しており揺れもない。

14:20、途中の寄港地、壱岐の芦辺港へ。

雨が激しくなり、外を見ると霧のように白く見えるほど。

芦辺港は壱岐島の北西部にあります。

桟橋の向こうにイオンっぽい建物が見えましたが、まさか離島にイオン?!と思いきや・・・

港の向かいにイオン壱岐店がありました!

小さな離島にもイオンがあるとはさすが。

壱岐からも乗客がたくさん乗って来て、14:25芦沢港を出発。

芦沢港を出て速度を上げていきますが、いつ船体が浮いて翼走になったのかわからない。

ただ、景色の流れる速さで、普通の船よりスピードが出てることはわかる。

博多湾に入ると、福岡タワーやPayPayドームが見えてくる。

防波堤の先の「サンタ灯台」を抜けると博多港へ入港。

こじんまりした博多ポートタワー。

15:28、博多港に到着。

悪天候で博多まで戻って来れなかったらどうしようと思いましたが、無事、送り届けてくれました。感謝。

博多港からは西鉄バスで天神で下車、地下鉄に乗り換えて福岡空港へ向かいます。

 乗り物@船福岡_202406,九州郵船

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