ロジャーラビットで出てくる毒薬『ディップ(DIP)』を作ってみた
いきなりですが、「ロジャー・ラビット」ご存知ですか?
今や原作よりも、ディズニーランドのアトラクションの方が有名かもしれません。
私も原作は見たことはなく、東京ディズニーランドのトゥーンタウンにある ロジャーラビットのカートゥーンスピン で知りました。
アトラクションの説明はWikipediaから引用させていただきます。
--以下引用--
悪党イタチたちにさらわれた、ロジャーラビットの妻・ジェシカを助けに行ったロジャーラビットを追って、イエローキャブのレニーに乗ってトゥーンタウンの裏通りや路地を走る。 しかし、出発した途端、悪党イタチたちに遭遇してしまいディップでイエローギャブのタイヤを溶かされ、ハンドルがきかなくなり車体が滑ってしまいレストランの壁を突き破ったりビルから落ちたりと破茶滅茶なドライブをする。最終的に悪党イタチたちに追われ、逃げ場を失うが、ロジャーが「インスタント穴」をレンガの壁に取り付けてくれてその穴から逃げ出す。
--ここまで--(引用元)
アトラクション入口からライドの乗り場までの意外と長い通路にはロジャーラビットの世界が再現されており、原作を知らなくても楽しめます。
ただ、装飾に書かれている文字は英語なので、中2レベルの英語が理解できた方がより楽しめるかと。
ロジャーラビットで重要なアイテムに、トゥーンを溶かす毒薬、『ディップ(DIP)』があります。
この通路にもディップ工場があり、ドクロマークが描かれたDIPのドラム缶もたくさん置いてある。
工場で作ったDIPをアトラクションの通路にばらまく奴ら。
これを見ると、DIPは蛍光のある黄緑色をしているらしい。
DIP工場を歩いている途中、なんとDIPの処方が書かれているじゃないか!
なぬなぬ、アセトンとベンゼンとターペンタインをよく混ぜればいいのか。
取り扱い厳重注意!とも。
・・・
フッフッフ・・・
私に毒薬の処方を教えたのが間違いだったな!
これがあれば、世界は私のものだ!
という訳で、早速作ってみた。
知ってる人の方が少ないかもしれませんが、知らない方のために申しておきますと、アセトンもベンゼンもターペンタインもみんな透明な液体。
処方には ”1PART ACETONE”と書かれているだけなので詳しい比率はわからないけれども、ここはおおよそ1/3ずつをよ~く混ぜてみる。
ヒッヒッヒ・・・
完成したぞ!
どうやったら緑になるねん!
・・・・
実はこの3成分を混ぜても、緑色にはなりません。
これ、単にターペンタインをアセトンとベンゼンの混合溶剤に溶かしただけ。
ま、インクの溶剤にはなるだろうから、あわよくばトゥーンは溶けるかもしれないけど、道にまいただけじゃクルマのタイヤは溶けない。
アセトンもベンゼンも労働安全衛生法や大気汚染防止法に該当している物質で、人体や環境には良くないけど、毒じゃありません。
せっかくなので、DIPっぽく色をつけてみた。
これを道にばらまけば、イッヒッヒ・・・
道が緑に汚れるだけなので、絶対にやめましょう。
世界征服もできないしね!(笑)