東京出張の折、ちょっと時間が空いたので、皇居東御苑へ行ってみることに。
ここは言わずと知れた江戸城本丸跡なので、江戸城の雰囲気も感じられます。
皇居東御苑への入口は3カ所ありますが、大手門から入場。
大手門辺りの水堀の石垣は、低くて斜めにまっすぐ切り立った傾斜なので、個人的にあまりカッコいいとは思わないな・・・
門扉に打ち込まれている金属の板からも、城主の力量がうかがえる。
入園は無料ですが、発券所でプラスチック製の入園票を受け取ります。
出る時に返却するのですが、これで人数を数えていて、閉園後全員出たか確認してるんですかね?
当時の雰囲気を感じようと見てたんですが、扉のシリンダー錠は見なかったことにしよう。
江戸城内最大の番所で、延べ100人で24時間警備してたんだとか。
ただ、こちらの屋根には三つ葉葵の紋が外されたようなところも。
百人番所の隣の植え込みは、百人番所の建物の形?のように剪定されていた。
さらに奥へ進むと大番所がありますが、さすがにここまで来たら、当時、真面目に警備をしてたのかどうか?とも思ったり。
一番奥にある番所だけに位の高い同心が警備に就いていたそうですが、だと余計に”ここに居るだけ感”が強い。
大手門から入ってから、巨石が切り込まれた石垣ばかりで迫力はありますが、石垣の傾斜のカーブが好きな理系の私はあまり美しく感じない。
個人的には、松山城のようなサイクロイド曲線の石垣が美しいと思う。
坂を上った中雀門跡付近の石垣は、力を見せつけるようにきれいに四角く切られた巨石ばかりですが、日本人の繊細さは感じないですね。
中雀門があった場所の石垣は、表面が整えられていないものも多い。
狭間や石落としもある三重櫓の防御施設ですが、英語の説明が「Mt.Fuji-View Keep」となってるところが面白い。
別の案内板には、「Mt. Fuji viewing Tower」と書かれてあり、もはや防御施設ではなく単なる富士山を見るための塔、みたいになってしまっている。
富士見櫓の瓦には皇室の菊花紋が入っていて、江戸時代以降、いつ紋が変わってしまったのかが気になる。
ここからさらに進んでいきます。