夕方に橿原神宮を参拝すると人が少なくていい
業界関係の親睦会で奈良に来ましたが、宿泊先は近鉄橿原神宮前駅の真ん前のホテル。
夕方5時半にチェックインしてから宴会が始まるまでの1時間、みなさんは温泉に浸かってますが、私はせっかくなので初代天皇の神武天皇が祀られている橿原神宮へ行ってみることに。
ホテルを出て近鉄橿原線をくぐり橿原神宮前駅へ。
橿原神宮への玄関口だけあって、街の雰囲気を壊さないデザイン。
広い駅舎とシャッターが閉じられている臨時窓口の多さから、ピーク時は利用客でものすごく混雑するんだろうと想像できる。
神社に日の丸を掲げるポールがあるのは、さすが天皇家ゆかりの橿原神宮。
手水で清めて南神門をくぐると、拝殿の前の神域へ。
空港で例えると、保安検査を受けなければ入れない制限区域みたいな。
神門に『紀元二千六百七十七年』と掲げられている。
今年2017年は皇紀2677年にあたりますが、戦前まで日本で紀元といえば神武天皇即位紀元である皇紀を指していたんだとか。
太鼓が見える神楽殿。
橿原神宮のホームページによると、元々は安政2年に建てられた京都御所の神嘉殿を明治23年の橿原神宮創建時に明治天皇から下賜されたもので、当初は拝殿だったんだとか。
ただ、当時の建物は火災で焼けてしまい、現在の神楽殿は平成8年に建てられたものらしい。
なんだかありがた過ぎる雰囲気の外拝殿へ。
夕日に照らされて後光のような。
外拝殿へ入ると『本日の展覧時間は終了しました』の看板があり、神武天皇御一代記絵巻が展示されているらしい。
外拝殿には、橿原神宮のインフォメーションも。
日本の始まりの神武天皇が祀られているにしては、建立が明治時代という比較的新しい神宮。
内拝殿の屋根越しに見える外削ぎの千木と鰹木は本殿ではなく、祭典を行なう弊殿のもの。
いくら目を凝らしても本殿が直接見えないところが、有難味があるというか何というか。。。
南神門を出て二の鳥居、一の鳥居を一直線に見る。
さすがに真ん中は恐れ多いので、少し左へ寄ってますが。
途中、ジョギングをしている人が一人いただけで参拝者は誰もおらず、なんだか貸し切りみたいな気分に。
こんなに広い神社でこれだけ人がいないのは珍しいかも。
ただ、夕方の神社は蚊が多く、かといって叩き潰す訳にもいかないので、手で追い払うか献血するしかないという。