日本最北端の地、宗谷岬へ行く
稚内空港でレンタカーを借り、向かう先は日本最北端の地、宗谷岬。
道路標識に英語だけでなくロシア語も書いてあるのは、さすがサハリンとの航路があった稚内。
雨こそ降ってないものの強風吹き荒れる曇天の中、建物が何にもない広っぱを走ります。
3月に沖縄・与那国島の日本最西端へ行ったのをきっかけに、行きたくなった日本最北端の地。
ここへ来るまでには大小いろんなアクシデントがありましたが、ようやくたどり着いた。
日本最北端の地の石碑の高さは、宗谷岬の北緯45度31分22秒にちなんで4.53メートルなんだとか。
石碑の北端には金属のオブジェが刺さってますが、これが何を表しているかはわかりません。
行っても危なくなさそうな最北端まで行ってみる。
まあ一応、ここが一般人が普通に行ける最北端ということで。
堤防よりも海側に岩があり乗って行けそうではありましたが、体が持っていかれそうなぐらいの強風が吹いおり海面にも波が立つほどで、何かあって迷惑を掛けてもいけないのでやめておく。
海を見たら水が浅く干潮かな?と思いましたが、潮見表によるとむしろ満潮に近い時間だったので、この辺りは遠浅なんでしょうか?
気温9℃で強風吹き荒れ寒すぎる宗谷岬の様子。
宗谷岬へ来た人は、みんな日本最北端の地の石碑で写真を撮るんですが、ひとりTシャツに穴だらけのダメージジーンズの女性がいて、寒さで写真どころではなさそうだった。
北海道をなめたらあかんで。
顔を見るとすいぶんハンサムですが、実際のところはどうだったんだろう。
岬の周辺は宗谷岬公園として整備されており、間宮堂のラーメン屋がある丘の上にもいろいろ石碑が建ってるようで。
大岬中学校跡地の碑と、その隣には大韓航空機撃墜事件の犠牲者の慰霊碑。
他にもいろんなモニュメントが建ってますが、一番インパクトがあったのは キツネにはエサを与えない
の看板かも。
北海道らしいわぁ~
晴れていれば40kmほど向こうにある樺太まで見えるそうですが、曇天&霧なので全く見えず。
バス停を見たら1日数本あり、駅からバスで来ることも出来そう。
ただ、バス会社のホームページを見ると、乗る時はハッキリと手を挙げて乗車する意思表示をして、降りる時は降車希望場所の少し手前で口頭で運転手に降りる意思を伝えなければならないルールがあるらしい。
都会から来た観光客は、バス停の近くで立ってたらバスが止まってくれると思ってはいけないし、降車ボタンを押したのでは降りられないらしい。
口頭で運転手に降りる意思を伝えるって、もしかして「ピンポーン!」って口で言ったりしてもいいんかな?
想像しただけでおもろいので、今度乗ってみたい。
ここの温度計によると気温は9.3℃。
ぞういえば、北海道浜頓別に引っ越した高校時代の同級生が「気温がプラスなだけで温かい」と言うてましたが、北海道の人の感覚ってそんな感じなんでしょうか?
店先には、日本最北端自販機が並んでましたが、本当の最北端は一番左のやつ。
天気が悪くて少し残念ではありましたが、まずは日本最北端の地に来れたというだけでも満足です。