個人向け国債を買う

日常雑事

個人向け国債を買ってみました。

定額郵便貯金を半年ごとに転がしてみみっちく利息をもらうのもいいんですが、半年ごとの手続きが結構面倒くさく、結局、何年も預けたまんまに。

置いた年数だけ利息が付いて、でも必要な時に換金出来て、欲を言えば少し利幅が多いものがいいな~なんて思ってたときに、電車の吊り広告で個人向け国債のことを知りました。

国債は、言わずと知れた国の借金。
今の日本は約500兆円の国債残高を抱えており危機的状況。

平成16年度も約36兆円を超える国債を発行することになっていて、一般会計の44%を借金で賄おうとしています。

単位が億や兆だとピンと来ないので話を例えてみると、年収500万円の人の年間支出が900万円あるのようなもの。
足りない分は借金で賄っている。
今後も年収が増える見込みはなく、支出の見直しが必要だと感じているけどなかなか手がつかない。
気が付いたら借金の総額が6000万円になったけど、元々家が良かったので、今までは何とか貸し手がありました。

こんな人に今さら誰が金を貸すでしょう?
身内でも勘弁です。
今、国債を買うのは、こんな人に金を貸すようなものかもしれません。

日本国債の格付けが下げられたことからもわかるように当然リスクはあるけれど、今回個人向け国債を買ってみようと思ったのは、普通の金融商品よりも利息がいいところ。
また、中途解約しても元本割れしません(手数料分は取られるが)。
利息は半年ごとに変動しますが、最低限0.05%は保証されています。

途中解約しても金利が下がれば手数料も少なくなるし、何年か置いておくことを前提にしているので、手数料で逆ザヤになるほど金利も上がらないだろうし。

変動金利で、いつ解約しても国が応えてくれるものと考えれば、破綻するかもしれない銀行に預けておくよりもいいかもしれません。

当然、国が破綻すればデフォルトされるリスクはありますが、もし国が破綻するようなことになれば、単に私一個人の債権が消えてなくなるだけの問題では済むはずもなく、全国民が貧乏生活を強いられることになるでしょう。

銀行に預けるにしても、結局その銀行が国債を買っているので、間接的に国債を買っているようなものです。
しかし預金者に支払われる利息は国債の利息には比べものにならないほど少なく、すべて銀行にピンハネされています。
なら、直接国債を買った方がお得かもしれません。

とはいっても、さすがに預金を全て国債につぎ込むことはしませんでしたが・・・

国債買って良かったか悪かったか、私の顔色で判断して下さい(笑)

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Posted by 管理人