梅田で外国人に道案内

日常雑事

先週、台風23号が接近した日、会社から早帰りの命が出たので夕方3時頃に帰路に着きました。

普段なら、せっかく早帰りできたんでどこか寄り道でもしようかと思うんですが、すでに風雨は強くなり、いつ電車が止るかもしれない状況なのでまっすぐ帰ることに。

阪急梅田駅から地下鉄へ向かう地下街は、家路を急ぐ人達でさながらラッシュのようです。

そんな人ごみの中、背の高い外国人3人組(男1女2)の姿が目に入っちゃいました。

彼らは地図を広げ、キョロキョロと辺りを見回しています。

「もしかして、迷ってるかも?」

と感じた瞬間、私の中に天使と悪魔が出てきます。

天:「あの人たちは道に迷ってます。助けてあげないといけません」
悪:「何言ってるんだ、おまえ英語で道案内できるのか!」
天:「片言でも大丈夫、あなたなら出来るよ」
悪:「早く帰らないと電車止まるぞ!」

しばしの葛藤の末、困ってるところを見てしまったものは仕方がない、声を掛けることに。

「May I help you?」
と、話しかけると、ネイティブな英語が返ってきます。
アジア人同士の英語なら成り立つけど、ネイティブな英語はツライ・・・
はっきりとはわからなかったけど、どうも彼らは梅田スカイビルへ行きたいらしい。

今いる場所からスカイビルまで説明するのは日本語でも難しいのに、英語だったら完全にお手上げ。
そこで、英語で説明が出来る場所まで一緒に行くことにしました。

彼らが持っていた地図には、JR貨物駅をくぐる地下通路が載っており、どうやら梅田の地下街とJRの地下通路がつながっていると思ってたようです。
でも、その地下通路は梅田の地下街とは接続していないため、一旦地上を歩かなくてはなりません。

ただ、台風が接近して風雨が強くなっている中、地上を歩くにはちょっと覚悟が必要です。

そのことを彼らに伝えると、小さな折り畳みの傘を出しました。
しかし、すでに傘をさしてもズブ濡れになってしまう程の雨なので、それじゃ役に立たないかも、と思いつつ、ヨドバシ梅田の裏手まで連れて行き、そこから地下通路への道順を説明します。

別れ際、「アリガトウゴザイマス」というぎこちない日本語が、とても印象的でした。

単語を連発するだけでも、結構通じるもんですね。

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Posted by 管理人