日本で中国語が役に立った日

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今日は関東へ出張。

いつも東京へ行くには新大阪6:18発ののぞみに乗ることが多いんですが、今日は途中、静岡県に寄り道するので、7:30発のひかり508号で。

のぞみにはN700系の配備が進んでるけど、ひかりは700系がメイン。

700系 C42編成。

いつものように携帯で座席を予約。
今回は進行方向に向かって車両の最後列、1番E席を取ります。

1番E席。
「いちばんいいせき」
なんてね(笑)

その「いちばんいいせき」はここ。

なぜ、一番後ろの席を取ったかというと・・・

最新型のN700系では、グリーン車の全席、普通車でも窓際の席にコンセントがあり、パソコン用の電源が使えます。

しかし700系には、基本、電源はありません。

ところが車両の両端の壁、計4か所にだけコンセントが設置されてます。

ただ、壁に向かって座ると前が壁なので、足元が窮屈。
そこで、壁が後ろになる席に座れば、車中、パソコンのバッテリーを消費することなく過ごせる、っちゅー訳ですな。

プラグを刺して、コードを前にまわせばOK~

これで、バッテリーを食うモバイルやDVD鑑賞も問題なし。
ついでにUSBから携帯の充電もできます。

ところで、タイトルに書いてある中国語が役に立ったお話。

新幹線が新大阪を出発すると、前の方から中国語が聞こえて来る。
どうやら私の前の前、3D・3E席に母娘の親子(娘さんが30歳ぐらい)が座っていて、なんかパンを召し上がってます。

この時はこれ以上気に留めることはありませんでした。

京都を出発すると、車掌がやってきて検札が始まる。
前方から順番に来るので私は一番最後。
その間もパソコンで記事を書いてると、何やら車掌がこの中国人親子に話しかけてます。

どないしたんやろ?

と思い様子を伺ってると、どうやら検札しようにも切符を出してもらえないので車掌が困ってるみたい。

おせっかいにも歩み寄り中国人親子を見ると、後ろからはわからなかったんですが、娘さんがおらずお母さんだけが座ってます。

車掌さんに 「切符ですか?」 と聞いたら 「はい」 とおっしゃったので、このお母さんに聞いてみました。

你有火车票吗?
(切符持ってますか?)

そしたら、どうやら切符は娘さんが持ってて、今トイレに行ってるみたい。

そのことを車掌に伝えると、「そうですか」 と言って検札のつづきをします。

一応、お母さんに、

他再来检票。
我坐在1号。
如果你有问题的时候,请来吧

(車掌はまた検札に来るって。
私は1番の席に座ってるから、もし何か問題があれば来てね)

と、言うときました。
(この際文法的に合ってるかどうかはそっちのけで、とりあえず意思を伝えます)

そんなやり取りの後、娘さんが帰ってきました。
娘さんがトイレに行ってる間の出来事を話したんでしょうか、娘さんが私のところへやって来て、

「どうもありがとうございました」

とお礼を言ってくださいました。日本語で!

あ、なんや
娘さん、日本語わかるんや!

と思いながら、ここはあえて中国語で

哪里哪里 别客气
(いえいえ、どういたしまして)

とお返事。

ちょっと話をしたら、この親子は台湾人。
娘さんは日本に住んでて、お母さんが遊びに来たそうです。

いや~ まさかこんな形で中国語が役に立つとは思わんかったヨ!
ちょうど昨日、中国語の先生に「勉強して何か役に立った?」と聞かれたとこやし(笑)

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Posted by Hepporon