岩国への出張で500系こだまに乗る
先日、山口県は岩国まで出張でした。
岩国は新幹線で行くにはちょっと不便で、新岩国で降りるより広島か徳山で降りて山陽本線に乗った方が便利。
今回はちょっとした思惑もあって、新大阪から徳山まで行きます。
徳山は一応のぞみも止まる駅ですが本数は少ないので、さくらで岡山まで行ってこだまに乗り換え。
一般人なら広島でこだまを捕まえるところですが、私はのんびり岡山から乗る。
乗車券は別で買うので、EX予約で指定席を予約すると、新大阪6:25発さくら541号の指定券と、岡山7:22発こだま727号の指定券と、新大阪→徳山の特急券の3枚が出てきた。
で、乗車券をどう買うか。
まずは単純に岩国で往路、復路とすると、
新大阪-(経由:新大阪・新幹線・徳山・山陽)→岩国 : 7,880円、482km
岩国-(経由:山陽・広島・新幹線・新大阪)→大阪市内 : 6,480円、383km
となり、合計14,360円。
ここで、往路の482kmは運賃表の481~500kmの枠のギリギリ入ったところ、さらに復路の383kmも381~400km枠のギリギリ入ったところで、かなりもったいないことになっている。
新幹線と在来線は原則同じ路線とみなして運賃計算されますが、広島~徳山間は別の路線として扱われるので、新大阪から新幹線で徳山まで行って、山陽本線を広島まで戻っても片道乗車券を買うことが出来る。
なので、どうせ同じ運賃だったら往路は徳山からさらに進んでギリギリ500km未満の駅まで買って、復路の運賃テーブルを下げた方が安くなるだろうと思い、計算してみた結果・・・
新大阪-(経由:新大阪・新幹線・徳山・山陽)→大野浦 : 7,880円、497km
大野浦-(経由:山陽・広島・新幹線・新大阪)→大阪市内 : 6,260円、369km
で、合計14,140円と220円安くなりました。
時間に余裕があればもっと別のパターンも計算したかったんですが、実はこの時、すでにさくら541号の出発ギリギリだったので、あわててみどりの窓口で乗車券を買う。
窓口で乗車券を買ってる時、徳山往復で買うといくらになるかが気になり係員に聞いてみると、「では、お調べします」と言ってくれたもののそんな時間はないので、ダッシュで改札を抜ける。
ホームへ上がるとちょうど発車ベルが鳴り始めたところで、駆け込まずに乗車。
さくらの車内で、気になってた徳山往復の値段を計算したところ・・・
大阪市内-(経由:新大阪・新幹線)→徳山 : 7,020円、431km
徳山-(経由:山陽・広島・新幹線・新大阪)→大阪市内 : 7,020円、435km
となり、なんと合計14,040円。
さらに100円安くなったやんか・・・ orz
この方法だと、往路も復路もちょうど421~440kmに収めることが出来るので、片道を無駄に伸ばすより安くできるのか。。。
徳山往復なのに往路と復路で距離が違うのは、復路の在来線の櫛ヶ浜以西と岩国以東の相互間の運賃は岩徳線経由の換算キロで計算する特定区間にあたるので、少し多くなってます。
これは金額がどうこうより、なんか負けた気がしてしまう。
朝、テレビの占いで
詰めが甘くて、余計な出費をしてしまうかも
時間に余裕を持って!
って言うてたっけ。
当たってるやん!
と、ヘコんでいる間に岡山に到着。
向かいのホームに停車中のこだま727号へ乗り換え。
今回、岡山からこだまに乗ろうと思ったのは、500系に乗りたかったから。
座席だけ取り換えられたみたい。
2×2列化で通路が中央になったため、客室扉の位置がずれてしまっている。
旧2列側の通路側の席が通行の邪魔になるので、両末端とも座席がない。
車いす対応席ではないためか、座席が撤去された跡に後席用テーブルだけは設置されていますが、背面ネットはない。
足元が広くていいかな、と思ったんですが、デッキから客室内へ入ってきた乗客とすぐに目が合いそうなので、気になる方はやめた方がいい。
V編成化されて以来指定席車の6号車は、元グリーン車の座席のまんま。
当初は指定席は6号車だけでしたが、最近では4号車、5号車も指定席になるので、格差解消のため座席が取り換えられたらしい。
この6号車は元グリーン車の10号車だったので、客室扉の位置は中央。
こっちに座ればいいやんか!と思いきや、肘掛けなんか見てるとかなりくたびれてきてる様子。
6号車の座席も取り換えられる前に座っておくかな。
でも今回、EX予約の画面で最初に出てきた号車しか席番リクエストすることができず、「他の号車は指定できません」って書いてあったので、どのみちEX予約からでは6号車を取れなかったんですが。
V編成化されて時速300キロは出せなくなりましたが、それでも280km/hは出している様子。
徳山駅構内は新幹線にしてはカーブがきつい。
通過する列車も160キロ制限がかけられる。
以前、関西ローカルのクイズ番組で『新幹線賢者』として出てた京都出身の某俳優が、500系が写っている写真を見てどの駅なのかを当てる問題で「厚狭駅」と答えて間違えてましたが、500系が止まる駅でこれだけ急なカーブがあるのは徳山しかないのは賢者でなくともただの新幹線好きでも常識の範疇で答えられるぞ。
これよりゆるいカーブの福山と間違えるのならまだしも、待避線と通過線との間に壁がある厚狭と間違えるとは、自称新幹線賢者を名乗るには100年早い。
徳山から在来線に乗り換えて岩国へ向かいます。