N700S J編成のグリーンに初乗車でしたが・・・
新横浜から新幹線で帰阪します。
新横浜20:00発、のぞみ451号。
コロナで大幅減便された東海道新幹線も最近はずいぶん戻ってきたようで、金曜日の夜は臨時のぞみも加わり3分間隔での運行も復活し、新横浜の下り3番線4番線ホームはフル稼働。
まだ先行列車がホームにあるうちに向かいのホームに後続列車が入線することも。
この日、のぞみ451号としてやってきたのは、N700S Supreme。
臨時便であるのぞみ451号はN700Sが確定された列車ではないけれど、過去の情報を見るとN700Sで運行されることが多かったので、今回、あえて狙ってみたらうまくいった。
今はJR東海のサイトで当日朝にN700Sで運行する列車が告知されていますが、当日だと早特では買えないもんね。
N700S J12編成。
ドアが開いたらすぐに発車を促されるので、急いで車内へ。
新幹線は新型になる度に客室内のディスプレイが大きくなりますが、N700SではLCDに。
LCD化されてから字幕が流れる部分と流れない部分に分かれ、流れない部分には列車名や行先だけでなく、現在の走行位置も表示されるようになり地味に便利。
初めてJ編成のグリーンに乗りましたが、間接照明が増えたり、窓枠から荷物棚まで一体となったパネルなど、内装がさらに洗練された雰囲気に。
駅到着前に照明が明るくなるという細かい配慮も。
新大阪到着前、アナウンスが早めに始まっても照明は変わりませんが、ディスプレイに「まもなく 新大阪」と表示されると照明が明るくなり、荷物棚も照らされる(他の乗客が映らないようにアングルが上を向いてるのはご容赦)。
荷物棚が明るくなりますが、棚に照明があるのではなく、天井から棚に向けて照らされてるようで。
新設計されたという座席は、生地が赤味の強い茶色に変わり、背面は背中全体を軽く包み込むような形状で、腰の部分には骨盤を立たせるような膨らみも。
ところが、この新設計シートに慣れていないせいか、なんか座り心地が悪い。
まず初めに気になったのが、フットレストの位置が低くなったこと。
一応、高さを変えられるようになってますが、N700/N700Aでは初期の位置から高くすることもできたけど、N700Sでは高くすることはできず低くするのみ。
しかも、フットレストを広げて足を乗せると、まあまあ大きめにギーギーと音が鳴る。
N700系以降でこんな異音が気になったことはありませんが、まだ足元なので我慢できたとしても、走行中の揺れで座席の背面からミシミシというかプチプチというか、耳障りな音が鳴り続けるのはいただけない。
それは神経を逆なでするレベル!
シート背面を手で押さえてみたところ、古い木造家屋のようなミシミシ音がする。
さらに、肘掛けに腕を乗せてるとカチカチと音がするので確かめてみたところ、どうも肘掛けの先端部分のプラスチックの噛み合わせが悪いようで。
他の席を確かめてみたところここまでひどくはなかったのでたまたまハズレ席だったかもしれませんが、それでも背面を押すと少し音がする席もある。
今後、ストレスを感じながら乗るのは嫌なので、N700Sを外して乗るかもしれません。
一応、通りがかった車掌に全て伝えましたが、気付いてすぐではなく新大阪に着く前に言ったところが奥ゆかしいところ。
席変わるのも面倒だったし、どこまで悪いのか確かめたかっただけですが。
この肘掛けも、N700Sでは全体に少し短くなった。
特に中央部分の肘掛けが短くなり、プラスチックが白いこともあってなんだか安っぽく感じる。
N700Aでは、中央の肘掛けがしっかり隣席を隔てるように前に出てたのに。
真ん中の肘掛けにあるコンセントが白くなり見えやすくなったのはいい。
N700系で地味に便利だった、窓枠にあった小さな送風口ですが・・・
という訳で、個人的には新型車両のN700Sよりも従来のN700/N700Aの方が快適なのではないかと。
まあ、意識して乗ってなかったところもあるので、次回以降、今回の短所を踏まえてN700系に乗ってみよう。