スクールランチ試食会
小学校では給食があたりまえに実施されていますが、全国的に見ると公立中学校でも給食しているところが多いようです。
しかし大阪府の公立中学校では給食はなく、弁当持参が基本。
この状況に、子だくさんの前大阪府知事が、
大阪の公立中学校でも給食を実施せよ!
と、旗を振り、各市町村に
中学校給食をしないところはどうなるか
わ か っ て る や ろ な ! (詳細は自粛)
と言うてきたもんだから、市町村は大慌て。
ウチの市の市役所も中学校給食の部署を立ち上げて、市民、保護者などの意見も取り入れながら対応に追われてます。
PTA連合協議会でも中学校給食の議論は絶えないんですが、実はウチの市立中学校で一校だけ、スクールランチ形式で既に給食を実施している中学校があります。
この中学校では購買部が廃止となってしまい、ちょうどそのタイミングで学校給食も対応してくれる民間の仕出し弁当屋が見つかり、今後の中学校給食の試行も含めスクールランチをするようになったとか。
中学校のPTA会長が集まる会議でこの学校のスクールランチの様子を伺ってたんですが、ここのPTA会長さんが取り計らってくださり、試食会を開催していただきました。
給食なので、もちろん平日のお昼。
メニューは日替わりで、この日は鶏のから揚げ。
給食と言っても、普通の仕出し弁当そのまんまなようで。
但し、中学生が食べるに相応しいカロリー計算はされていて、だいたい850kcalぐらい。
気になる量ですが、女の子が食べるにはいいかもしれないけど、中学生男子にしてみたら足りないかも。
ごはんがもうちょっと欲しいかもしれない。
これで1食300円。
市からも補助が出ています。
給食を食べる場合は、当日の朝、1時間目が始まるまでにお金と一緒に申し込む。
日直が自分のクラスの注文を聞いて、教頭先生まで申込書とお金を持っていくシステム。
この学校では全校生徒300人強で、毎日だいたい14~20食ぐらい注文があるそうですが、半分は先生だとか。
なので、生徒はほとんど食べてないみたい。
みんな弁当やおにぎりを買ってきてる中、スクールランチを食べるのは恥ずかしいと感じるらしい。
そのへんは多感な思春期の子どもっぽいね。
スクールランチが始まってから、むしろ弁当を持ってくる生徒が増えたとか。
試食の後、みなさんから意見を出していただいたんですが、その中で驚愕な発言があった。
日直がクラスの注文を集めるシステムですが、クラスで注文するのが一人だけの場合が多いようです。
そこでこんな意見が・・・
クラスで一人しか注文しないんやったら、そいつが注文したおかげで日直の仕事が増えるやん。
そいつさえ注文しなかったら、そんな仕事しなくても済むやんか!
あまりに自己中過ぎる発言で、みんな言葉を失う。
しかもこれを言ったのが、PTA会長(ここの学校ではない)っちゅーのが驚き。
親がそんな考え持ってたら、子どもはどうなることやら。
もちろんこの人以外は、責任感を養うのにやってしかるべきという意見でした。
そんなどことなく後味の悪い中試食会を終え、せっかくなので校長室の写真を撮ってきた。
校長室の写真を撮るにあたり一応許可をもらおうと、校長先生が不在だったので教頭先生にお願いしたら、なんと校長室の中まで案内していただいた。
この学校は数年前に改装したそうで、市内で一番きれいで立派な校長室なんだとか。
ん~確かにすごい。
多忙の中、試食会を開催してくださったPTA会長さんをはじめ、学校の関係者の皆さんに感謝です。