四十を過ぎてからの大型二輪免許取得記 - 2段階~卒業検定~免許証更新まで


【Vol.18】2段階1時限目 シミュレーター  2014年10月11日(土)

いよいよ今日から2段階。

はじめはシミュレーター。

一緒に受けるのは、私と若い男性と女性の3名。

街中のコースを交通法規を厳守して走るという。

順路はシミュレーターが声で指示してくれる。

教官から、

おそくじさんは免許持ってるし、出来て当然で・す・よ・ね?

とプレッシャーをかけられる。

3人が別々のコースを走り、その後、法規通りに出来てるところと出来ていないところをそれぞれチェックされる。

ポイントをまとめると次の通り。

  • 発進の合図を忘れないよう。
  • 進路変更の合図は進路を変える3秒前。
    すなわち、合図をしてから3秒間は進路を変えてはダメなので、距離が短い時はスピードを落として調節する。
  • 交差点で右左折する前の進路変更の合図は30メートル手前+3秒前なので、思ってるよりかなり手前から合図を始めなければならない。
    (但し、シミュレーターが意地悪して意図的に進路指示を遅らせる場合があるので、スピードを落として時間を作る)
  • 左折は小回り、膨らまないこと。
    シミュレーターだと感覚がわからないので、普通に曲がると膨らんでしまいがち。アクセルはほとんど開けずに左折すべし。
  • 右折は交差点中心のすぐ内側を通る。ついショートカットしてしまいがち。
  • 右カーブでセンターラインに寄らない。キープレフトを保つ。
  • 気が付いたらスピードが出てるので、スピードにも注意。
  • ブレーキの感覚がわかりにくい。
    実際のバイクよりもきつめにブレーキを掛けないと止まってくれないので、一時停止などで前輪の先端が停止線と重ならないように手前に止まる。
  • バス優先道路では、あっという間にバスが現れて煽ってくるので、右レーンに進路変更してバスに道を譲る。
    この時、進路変更をするのは合図を出して3秒後。
  • 停留所のバスは抜群のタイミングで発車するので、手前から減速して様子を伺い、バスが右ウインカーを出したら道を譲る。
  • 後ろから救急車が来たらとっさに左へ止まって道を譲りたくなるが、ここも進路変更は合図をしてから3秒後。
  • 水たまりの横に絶妙のタイミングで歩行者がいるので、ポンピングブレーキで20km/h未満に減速して水たまりを通る。
  • 見通しの悪い交差点は、だいたい時速20km/hぐらいで通る。
    見通しの悪い交差点が連続すると徐々に通過速度が上がってしまうので、速度に注意。
  • 横断歩道の手前に駐車車両がいる場合は、横断歩道の手前で一時停止しなければならない。(これができる人はまずいないらしい)
  • 駐車場に入るために歩道を横切るときも、一時停止。

かなり多いけれどこんなもんだったかな。

今回は法規走行の確認なので、一時停止などきっちり守っていれば事故は起こらないらしい。

一時停止の交差点では、停止線の手前で止まり待っていると、シミュ―レーターが「左右は安全です」と言ってくれる。

私はだいたい法規通りに走れたんですが、後ろから救急車が来たときに進路変更の合図と同時に進路変更したことと、横断歩道上に駐車している車の横を通過するときに一時停止しなかったことで引っ掛かってしまった。

横断歩道手前に駐車車両がいるときに一時停止する人はここ2~3年見たことがなかったそうですが、一緒に受けてた女性はきっちり止まってました。

今回担当の教官は気さくな方で、私のカーブや交差点での走り方を見て、「おそくじさんってA型ですか?」と言われたのにビックリ!(笑)

今回のシミュレーターは、いい勉強になった。

最後に、2段階で練習する検定コースを覚えて来なければならないのですが、「みなさんちゃんと覚えて来ました?」と聞かれる。

私はきっちり覚えて来ましたが、女性は6割くらい、男性は全く覚えていないとか。

教官が検定コースを説明しようとしましたところ、「あ、そーだ。おそくじさん全部覚えたんなら説明してくれる?」と言われてしまう。

ま、間違って覚えたんなら今のうちに直しておいた方がいいので、私が説明することに。

無事、間違いなくコースを覚えていて良かったよ!ホッ

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【Vol.19】2段階2時限目 実車  2014年10月11日(土)

今日2コマ目、2段階になってはじめての実車。

前のコマで一緒にシミュレーターをしたお二人とまた一緒。

はじめに教官から「検定コース覚えました?」と聞かれ、私は「大丈夫です!」と答えましたが、全く覚えていないといった男性も「覚えました」と言ったのに驚いた!

えぇー!さっき全く覚えてへんって言うてたやんか!

思わず心の中でツッコむ。

バイクはまたまたクラッチが遠くて走りにくい64号車。

なんか因縁すら感じる。

私が先頭でコースを走ったんですが、今日はまだ波状路は習ってないのでスルーして、無事順路を間違えずに走る。

発着点に着き、教官から

「おそくじさんはコースを覚えてるので、繰り返し走ってください。あとの二人はコースを覚えるので降りてください」

と言われ、私はひたすら検定コースを走る。

やっぱり覚えてないやん!(笑)

気をつけなければならないのは、乗車と降車の流れかな。

スタンドを払い、またぐ前に後方確認、ミラーを触り、エンジンをかける。

エンジンを止めた後、降車前の後方確認。

走行時以外でも減点される要素がたくさんあるので、こんなところで減点されないように注意しなければ。

コースを覚えてはいるものの、途中で一瞬頭が真っ白になり「次どこだっけ?」ということもあったので、忘れないように歌を作ってみた。

検定1コースの歌:
四十過ぎたら(指示速度40km/h)、フラフラデコボコ(スラロームと波状路)、障害物はSサイズ(障害物→S字)
橋を越えたら
(一本橋)右へ左へ(クランク)、落ち着かないので一旦止まれ(一時停止)
大きく回って踏切越えて、坂を越えたら
(坂道発進)反対側へ
右折と右折
(中交差点右折→南交差点右折)で一周回り(周回道路1周)、急制動で発着点♪

これを、エド・はるみのグーグーダンスの音楽で歌います(笑)
(元うたのKnackの「My Sharona」でも可)

グーググーグーグーググーグーグー コーー!

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【Vol.20】2段階3時限目 回避  2014年10月11日(土)

2段階から1日3時限受けられるようになり、初の3コマ目へ。

回避は検定には入ってませんが、いろんな危険回避を体験する。
二輪車は路上教習がないので、シミュレーターと回避で勉強するんですな。

バイクは4時限連続で64号車。
こんだけ乗ったらいい加減クラッチが遠いのに慣れてきたぞ!
逆に他のバイクが乗りにくくなったらどうしよう。

まずは左カーブを指示された速度で走る。

カーブ部分の車線の幅1/3ずつに破線が引かれていて、この破線の間を通り抜ける。

最初は時速20km、2周目は時速25km、3周目は時速30km、4周目は自分で安全に曲がれると思う速度で抜ける。

1周目、余裕で曲がれる。

2周目、さっきよりもきついけど難なく曲がれる。

3周目、結構きついけど破線をはみ出さずに曲がれる。

4周目、時速20キロぐらいでカーブへ進入。
すると、出口にパイロンが倒してあり、左側へ回避して抜ける。

そんなトラップが仕掛けられてるとは!

4周目は「安全に曲がれる速度」で、何も知らされずに障害物が置かれていてこれを回避する訓練。

左と右に回避した人がいて一応どちらへ避けてもいいんですが、左へ逃げた人は余裕のある速度でなければ左へ避けられないのでより安全、右へ逃げた人は楽して避けたかスピードが速かったか、さらに対向車とぶつかるリスクも高まるので好ましくないとのこと。

5km/h違うだけでもカーブの曲がりやすさが変わってしまうので、いかにカーブの通過速度が大切かということの体験でした。

次に、時速30キロで走り、1つ目のパイロンでアクセルを戻し、2つ目のパイロンを越えたら教官が赤旗か白旗を上げるので、赤旗だったら左に、白旗だったら右に、黄色ラインの外へ避けるというもの。

1回目は練習のために教官は旗を上げないので自分で好きな方へ避け、2回目と3回目に教官が旗を上げる。

まずは1回目、目印のパイロンを越えて、自分で決めた右へ避ける。

パイロンから1.4mでラインの外へ逃げられる。

2回目、教官の旗は・・・  白!

右へ避けるも1.9mぐらいでラインの外へ。

3回目、教官の旗は・・・ 赤!

しかも向かって右側に赤旗を出す!!

左へ避けるも2.0mぐらいでラインの外へ。

路上でクルマや人を咄嗟に避ける場面を想定したものですが、目で見て判断して行動するまでの時間でもバイクは結構進んでしまいます。

四輪なら急ハンドルでも曲がってくれますが、二輪はなかなか曲がれないし、急に曲がろうとするとコケてしまう。

二輪は小回りが利いて曲がりやすいと勘違いされてるけど、実は四輪より曲がりにくいという体験でした。

次は追突体験。 時速15キロぐらいで教官に付いて走り、教官が急ブレーキをするので追突しないように止まるというもの。

真後ろを走ると本当に追突してしまうので、左右にずれて教官のななめ後方1mぐらいを走り、教官が急ブレーキをすると私も止まる。

一応、教官のバイクと重ならない位置で止まれたので追突はしなかったものの、これは予め「急ブレーキをしますよ」と言われていたからであり、心の準備がなかったらモロに追突してただろう。

最後に急制動。 1回目は課題と同じように、大型は時速40kmで入り目印のパイロンでブレーキを掛けて11m以内で止まる。

2回目は時速40kmで入り、ブレーキを掛けはじめるタイミングは各自で判断して急制動コース末端に置かれたパイロンにできるだけ短距離でぴったり止めるというもの。

課題はブレーキを掛ける位置が決まっていますが、これとは逆に停止位置が決められていて、どこでブレーキを掛ければいいのかを判断する。

もちろん、ブレーキを緩めて停止位置を調整するのはナシ。

だいたい目測で11mラインでブレーキを掛ければいいかな、と思いやってみると、停止目標より50cmぐらい手前で止まる。

これは、停止目標を越えてしまったらダメなのはもちろんですが、50cmぐらい手前なら安全マージンを残したブレーキングということでOKをもらいました。

免許を取るための課題ではないけれど、実際に路上に出た時の危険回避に貴重な体験だったと思います。

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【Vol.21】2段階4時限目 実車  2014年10月12日(日)

今日は3コマ予約していて、その1コマ目。

バイクは63号車。
ようやく64号車の呪縛から解放される。

久しぶりの64号車以外のバイクに乗ったけど、やっぱりクラッチの感覚がわかりやすくて乗りやすい!

今回はまず、間隔がバラバラなパイロンをスラローム走行をしてUターン。

その後、濡れたマンホールがどれだけ滑りやすくなるかを体験。

とは言うものの、マンホールの上でブレーキする訳じゃなく、乾いたアスファルトの上で止まったままハンドルを左右に切り、その後濡らしたマンホールの上で止まったままハンドルを切って、重たさの違いを知る。

次に検定コースを1周したあと、いよいよ波状路を習う。

アクセルとクラッチの使い方と立ち姿勢を教えてもらい、まずは座ったまま波状路を通る。

かなりの衝撃。

その後、1速でクラッチをつないだまま立って通り、3回目からアクセルとクラッチを使いながら乗り越える。

ちゃんとアクセルを開けてタイミングよく半クラッチにしないと、すぐにエンストする。

今回は2回エンスト。

でも、うまく通れるときもあり、時間を聞いたら6.5秒ぐらい。

これ以上遅くする必要はないので、あとは繰り返し練習あるのみ。

教官からのアドバイス
「初回の波状路でもうまく渡れてるので、繰り返すうちに乗れるようになりますよ」

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【Vol.22】2段階5時限目 実車  2014年10月12日(日)

1時間開けて2コマ目。

今回から波状路も入れた検定コースをひたすら走る。

大型は私と、ひと回り以上年上と思しきおっちゃんの2人。

このおっちゃんが先頭で私は2台目で検定コースを走りますが、最初に周回道路を40km/hまで出した後、本来はスラロームへ行かなければならないところ、先頭のおっちゃん、慣らしと同じく右折してS字へ向かってしまう。

私もつられて右折してしまい、信号待ちでミスコースに気付く!

後を見ると、みんなついてきてるし。。。

教官からそのまま障害物へ行くように指示されたんですが、これで調子を崩してしまったのか、障害物のあとにS字に行かなければならないところ、クランクへ入ってしまい、またミスコース。。。

一旦発着点へ戻るよう指示を受け、再スタート。

その後はミスコースはなかったんですが、一度だけ一本橋で足を着いてしまう。

ガーーン!

ショック・・・

さらにクランクでは、中間の直線部分でエンストしてしまい、そのまま惰性で走りながらエンジンを再スタートさせ、しれーっと通過。

でも、きっちり教官に見られてた(^_^;)

もう全然ダメダメな1時間でした。。。

教官からのアドバイス
「とにかくコースを覚えてください」

ミスコースをしたのは初めてだったんですが、検定の時にテンパってミスコースしないよう今のうちにミスっておいたのは良かったんだとポジティブに考えよう。悔しいけど。

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【Vol.23】2段階6時限目 実車  2014年10月12日(日)

本日3コマ目。

回避の教習の時からしゃべるようになった青年と再会し、教習開始前の休憩時間に話をしてると、あっという間に10分経ってしまう。

今回は検定を想定していつもの慣らし走行はなく、いきなり検定コースへ。

前コマの教習で、先頭の人につられてミスコースをして悔しい思いをしましたが、今回は私が先頭だったのでミスコースはなし。

波状路は、アクセルを開けると同時に半クラッチにすると習いましたが、これだとあまりうまく行かない。

クラッチは初めから半クラのままで動かさず、障害物を乗り越えるときにアクセルを「ブオオオーン」とちょっと多めに開けると、リズム良く安定して通過できるようになった。

ただ、波状路に意識が行き過ぎてるのか、その手前のスラロームがちょっと遅くなってる感じがする。

急制動では1段階から今まで大きく失敗することはなく、ブレーキを掛けて止まる直前にエンジンが咳きこんだらクラッチを切ってましたが、今回一度だけブレーキを掛けてから割と早いタイミング(8mラインぐらい)でエンジンが咳きこんだ。

ギアは3速だったのにどうしたのかな?と思ってたら、教官から「リアブレーキを掛け過ぎてロックしかかってるので、もう少し前ブレーキの割合を増やして」と言われる。

なるほど、エンジンの咳きこみ具合で後輪ロックを回避できそうだな。

ところで、進路変更をする時は合図をしてから3秒後に目視して寄せ始めなければならない訳ですが、障害物手前と中央交差点の右折までの距離が短いので、合図をしてから3秒間確保しようとしたら、かなりスピードを落とさなければならない。

教官に聞いてみたところ、本当は合図して3秒後に確認、進路変更だけど、教習所では少し短くなっても構わないとのこと。

これは、この教習所のローカルルールなのかも。

あと、左折の小回りを意識してやってみたんですが、結構ゆっくり回らなければ膨らんでしまい、フラつかないように小回りをするのは結構難しい。

特に、踏切へ向かう途中の南交差点の左折の時、中央交差点までバイク1台分しか距離がないので、交差点の信号が赤だったら停止線を踏んでしまいそうになるので要注意。

教官からのアドバイス
「信号待ちで止まっている時、前ブレーキも掛けてください」

ついリアブレーキだけで止まってたので、気を付けよう。

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【Vol.24】2段階7時限目 実車  2014年10月14日(火)

今回も検定コースの練習。

ただ、台風一過で肌寒く、また、今日の61号車もクラッチがちょっと遠い。

初めに検定コースを1周してるとき、クランクに入ろうとしたところ、クラッチが遠くて自分の思うタイミングでトルクが掛からず、バランスを崩しかけてしまう。

なので、2周目以降は半クラのままアクセルを吹かし、リアブレーキで速度を調整する作戦に。

波状路も、1周目は段差でハンドルが持って行かれてしまい、フラつきながらもなんとか脱輪せずに走りましたが、2周目以降はフラつきもなくだいぶ安定してきた。

教官が波状路のタイムを計っていて、

「今ので7.8秒も掛かってるので、あと2秒ぐらい速くても大丈夫ですよ。ゆっくり行ってフラつくんだったら、もうちょっと速くてもいいので安定して抜けるようにしましょう。今日はしばらく波状路ばっかりでもいいので、もう一度行きましょう」

とアドバイスをいただく。

検定コース走行を止めて再び波状路へ。

自分なりにちょっと速いかな?というぐらいのペースで抜けてみたら、5.5秒。

結構速くても大丈夫みたい。

「みなさん必要以上にゆっくりなのでバランスを崩しがちですが、思ったより速めでもタイムはクリアするんですよ。検定コースはきっちり走れてるので、今日は納得いくまで波状路を繰り返しましょう」

ということで波状路を繰り返すと、コツがわかってきた。

波状路の入口でスピードを遅めにして、最初の段差にフロントタイヤをきっちり真っ直ぐ当てて乗り越えれば、あとは半クラのまま段差も関係なく、エンストしないように「ブオン、ブオン・・・」とアクセルを多めに開けて乗り越えても、十分5秒台で行けるように。

すると、気持ちに余裕も出てきて、立ち姿勢も自然と重心を前にして、腕と脚でショックを吸収できるようになる。

この教習所では波状路へ行くには必ずスラロームを通らなくてはならないので、スラロームも繰り返し練習することになる。

すると、リアブレーキを使ってターンを安定させる感覚がわかるようになり、リアブレーキで車体を寝かせてターン、アクセルONで車体を起こし、リアブレーキで車体を寝かせターン、アクセルONで車体を起こし・・・といった具合でメリハリをつけつつも余裕のあるスラローム走行ができるように。

これでも6秒台で抜けられる。

最後に検定コースを1周走り、終了。

教官からのアドバイス
「検定は慣らしなしの一発勝負なので、練習では出来てたのに検定で失敗することもあります。ただ、練習で出来てないことを検定で出来ることはないので、練習では完璧に走れるようにしておきましょう」

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【Vol.25】2段階8時限目 実車  2014年10月15日(水)

今日もクラッチの遠い61号車。

64号車よりはマシだけど、なんだか乗りにくいというか、相性が合わないというか。

今回も検定コースの練習。

普段は1コースを走ってますが、今回は1コース、2コース交互に行く。

両方1回ずつ走ったあと、3周目も2コースへ行くことに。

スラローム、波状路を行った後、周回道路を直進して1周するんですが、ここで一瞬気が抜けたのか、波状路を出て1コースの順路と混同してしまい、右ウインカーを出してしまう。

右ウインカーを出してすぐに「違う!」と気付いたのでウインカーを消したんですが、これを検定でやってしまったらやっぱり減点かな?

3周目のクランクまで行ったところで時間切れで発着点へ戻る。

ま、今日は課題は全てウマく行ったし、この調子で残り時間を消化したい。

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【Vol.26】2段階9時限目 実車  2014年10月17日(金)

いよいよ2段階も半分消化し、折り返し。

2時間連続の1コマ目。

当初は今日乗るつもりにはしてなかったんですが、前回の教習のときに枠が空いてたので、急遽2時間連続で予約を入れた次第。

指定されたバイクは、クラッチの遠い61号車。

微妙に乗りにくいので嫌な61号車に、ここ3コマ連続で当たってしまっている。

2段階の実車ではいつも検定1コースを回るところ、この時間は2コースで回るように指示される。

1コースは出発後周回道路を1周してからスラロームへ行くところ、2コースはいきなりスラロームへ入ってから周回道路を1周する。

検定では当日にコースを指示されるんですが、いきなりスラロームからスタートする2コースの方が若干合格率が低いらしい。

ぶっつけ本番の検定に向けて、教習1発目のコース走行は特にミスなく行けるように集中する。

が!

最初のスラロームで慎重になりすぎたのか、たぶん7秒以上掛かったと思う。

自分でも「遅い!」とわかるくらい。

それでも2周目以降は修正できた。

ただ、スラロームから波状路へのアプローチをうまくしないと、波状路の前半でフラつき気味になってしまう。

1コマで検定コースを2周回れればいい方で、信号で引っかかったり優先車両を待ってたりすると、2周目の最後の急制動まで行けないことも。

今日は3周目に入ったところで、教官から

「もう残り時間が少ないので、自分で行きたい課題を繰り返してもいいですよ」

と言っていただいたので、スラロームから波状路へのつながりの確認をする。

スラロームを出て早めにスピードを落とし、真っ直ぐ波状路に入るようにすれば安定して通過できるな。

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【Vol.27】2段階10時限目 実車  2014年10月17日(金)

2時間連続の2コマ目。

バイクは四たび61号車。

またお前か! と、バイクもうんざりしてることだろう。

さっきと同じく検定コースを走行。
この時間は1コースを繰り返す。

1周目は特にミスなく回る。

2周目のスラロームで1段階の中型が前を走ってたので少し距離を開けて入ったんですが、想像以上にスラロームが遅くて途中で追いついてしまいそうになり、4本目のターンでパイロンに当たりそうになる。

「やべ!」と思いパイロンを見ながら抜けたんですが、たぶん接触はしてないと思う。

教官から

「今の納得いかなかったらもう1回行ってもいいですよ」

と言っていただいたので、再度スラロームへ。

十分納得して、検定コースを進める。

その後は特にミスもなく、無事終了。

とにかく時間を消化するのみ。

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【Vol.28】2段階11時限目 実車  2014年10月19日(日)

今日もまとめて3時間乗ります。

1コマ目のバイクは66号車、やっぱり乗りやすい。

久しぶりに61号車と64号車以外のバイク。

慣らし走行のあと発着点に戻り、コース図で合図確認のタイミングの説明を受ける。

すると、別の教官が「大型変えてー」と言う声が聞こえる。

説明が終わりバイクに戻ると、私のバイクが69号車に代わってた。

69号車はクラッチが近くて合わせやすいけど、普段は使われていないのかクラッチが重たくて、ギアもちょっとかたい。

クラッチが重たいので、左手がちょっとしんどい。

今回も検定コースを繰り返し練習。

検定は一発勝負なので、検定コース1周目は特に集中して走る。

最近の傾向として、1周目はバッチリ走れるのですが、2周目以降に「そんなはずじゃないのに~!」というところでミスることが多い。

今回も2周目のクランクでエンストしてしまう。

クラッチが重たいのが影響したのかはわかりませんが、半クラが甘くなったのか?

それ以外は特にミスなく乗れました。

ただこの時間、中型の赤ゼッケンの若い女の子が交差点の入口でコケてしまい、彼女先頭で渋滞が発生。

その後もかなりのコケっぷりで、その度にバイクを起こすのを待ってなければならないのですが、彼女一人では起こせずに、駆けつけた教官に手伝ってもらって、というか、教官に起こしてもらう状態。

起こしたバイクにまたがっても半クラが出来ないらしく、発進は運まかせ。

エンジンはすんごい唸るけど、なかなかその場所から動けない。

ようやく動き出したと思ったら、クラッチが急につながっちゃって、バイクは前に行くけれど彼女はのけぞってしまいまた転倒。

結局、彼女は8の字コースへ出されてしまいました。

そんな感じで彼女の後ろで待ってる時間が多く、結局、この時間は2周しか走れなかった。

教習が終わり、同じグループで乗ってた私より年上の方と「彼女のおかげで半周は損しましたね」などとしゃべってると、また一人教習生と仲良くなったりして(笑)

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【Vol.29】2段階12時限目 実車  2014年10月19日(日)

1時間休憩の後、2コマ目。

バイクは67号車、なかなか乗りやすい。

教習前の説明の時、教官から

「急制動でスピードを出し過ぎるとコケます。年に何人かはコケて鎖骨を折ってるので、スピードを出し過ぎないようにしてください。45キロまで出すとコケやすくなります。メーター読みで40キロ出てれば実際にはもう少し出てるので気を付けてください。」

と注意があった。

検定コース1周目。

急制動で、バイクのデジタルメーターが41km/hを示してることを確認してブレーキ。

すると教官から

「今の40キロ出てなかったよ」

と注意を受ける。

ん???

メーターで41キロになってるのを確認したんですけど・・・

恐らく40キロになったら点灯するランプが点かなかったんだと思うんですが、それ以降は43キロまで出すようにして、さらに止まった後、40キロで点くランプが点灯してることを確認するようにした。

2周目も気を緩めないように注意をして、ミスなし。

交差点を通過する時の左右確認も、ヘルメットを大きめに左右に動かしてちゃんと確認していることをアピール。

コースが狭いので、交差点を曲がった直後に進路変更があるところでも、超低速で一旦バイクを直進させてから合図、3秒後に確認して進路変更するようにメリハリを付ける。

教官からのアドバイス
「交差点確認も進路変更もメリハリを付けてやってくれてるし、低速のバランスも取れてるので、このまま行けば大丈夫です。でも検定では緊張して普段の力が出せないので、安定して走れるようにしてください」

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【Vol.30】2段階13時限目 実車  2014年10月19日(日)

本日3コマ目。

バイクは60号車でしたが、相性はいい。

今回は、最近よくお話するようになった教官。

検定コースを1周すると、

「おそくじさんはもう乗れてるし、合図確認のタイミングも合ってるので、検定でミスしないように安定性を上げて行ってください」

とアドバイスをいただく。

教習所は狭いので、周回道路にある南交差点から中央交差点の間はバイク1台分しかスペースがなく、ここで信号待ちをしているバイクがいたら周回道路のS字の出口のさらに手前で左ウインカーを出して待たなくてはならないルールがある。

ローカルルールというよりは、道交法をきちんと解釈すれば必然的にそうなるみたい。

私が周回道路の南交差点から中交差点へ向けて左折する時、S字の出口で止まってるバイクがいた。

S字より周回道路の方が優先なので私はS字出口前を通過できるのですが、その先の中央交差点で信号待ちをしているバイクがいたら、S字出口の手前で止まらなくてはならない。

しかし、S字から出ようとするバイクに隠れて中央交差点で信号待ちをしているバイクが見えず、S字出口を通り抜けようとした瞬間に信号待ちのバイクが見え、ギリギリS字出口の手前で止まる。

あぶないあぶない、検定のときにこれやるとヤバかったな、注意しよう。

その後はミスもなく、安定して走れるようになった。

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【Vol.31】2段階14時限目 セット  2014年10月22日(水)

今日はシミュレーターと学科1時間の2コマセット教習。

危険予知をするために、うわさに聞いていた無法地帯と化した街を走ります。

この無法地帯と化した街には、全国各地で起こっている事故のパターンがふんだんに盛り込まれているらしい。

今回は3人一緒に受けますが、私がトップバッターに指名される。

ま、回数を重ねるにつれトラップが多くなってくるので、一番最初でいいかも。

2段階最初のシミュレーターで学んだ法規に則った走行をしつつ、法規を放棄したトラックやクルマ、自転車に老人たちを相手に縦横無尽に走り回る。

交差点を右折するように指示をされますが、反対車線が工事中で、普通に行けば反対車線のクルマはこちら側の車線にはみ出さないと通れない場所で右折の信号待ちをすることになる。

「この場合、どうするんだっけ?」

いきなり訳わからんようになりましたが、ここは工事区間の手前で待つ。

信号が変わり右折しますが、対向のトラックが道を譲ってくれる。

そんな簡単なトラップに引っかかるかー!

きっちりトラックの脇から出てきたバイクをやり過ごす。

次の交差点では反対車線から乗用車がやってくるので、同じタイミングで交差点に入らないように手前から減速。

案の定、急に右折してきたで!

路肩に止まって左合図を出しているバス。

事故らせるのが目的のシミュレーターなので、バスが急に発進してくることを用心してたけど、ずっと客扱いをしてるので、進路変更をしてバスをかわすことに。

どうせ、バスの陰から子どもが飛び出してくるんやろ!

と思ったら、おじいちゃんが出てきた(笑)

T字路の突き当りを左折しようとした時、垣根の向こうにわずかに見えるクルマの影を見逃さなかったので、左折直後の駐車車両もかわす。

駐車してると思いきや急に発進する乗用車とか、目の前を急に横断するおじいちゃんなどのトラップに引っかからず、横断歩道手前の駐車車両の脇を抜ける前に一時停止もちゃんとして、歩道を横切って駐車場に入る前にも止まって、無事故で終了。

ははは、ざまーみろ!

次に30代と思しき男性。

スピードメーターを気にしてないのか、結構飛ばす。

T字路の突き当りを左折すると、いきなり右折でガソリンスタンドに入ろうと待っていた乗用車に激突。

衝突しました

転倒しました

エンジンを掛け発進してください

シミュレーターから事務的な声で指示される。

最後にこれまた20代と思しき女性。

いきなり合図をせず発進。

法規走行が出来てないけど、今日は危険予知の時間だからなのか、法規については指摘されず。

このおねえちゃん、緊張してるのか右折指示で左折して道を間違えることが多かった。

おじいちゃんを一人ひいて終了。。。

やっぱり後になればヘビーなトラップが出てくるな~と思ったら、教官から、

「では、おそくじさん、もういっぺん乗ってください」

えぇぇぇー!終わりじゃないの?

再びシミュレーターにまたがり、無法地帯へ突入。

反対車線の停留所にバスが止まっていて、お化け屋敷の角を曲がる時のように、何かが飛び出してきそうな雰囲気がプンプンする。

「どうせバスの影から飛び出して来るんやろ!」

あれ? 何も出て来ない(笑)

シミュレーターが三菱製なせいか、画面に出てくるクルマはディアマンテとデリカ・スペースギアっぽく、特にデリカの傍若無人な走りには怒りさえ覚える。

でもよく考えると、なかなか忠実にデリカの動きを再現してるじゃないか、これ!
*あくまでシミュレーター内での話であり、デリカに乗っていらっしゃる貴方のことではありませんので、本件に関するコメントは賛否全てスルーします。悪しからず。

各自2回ずつ乗って、1コマ目が終了。

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【Vol.32】学科  2014年10月22日(水)

セット教習の2コマ目は学科。

1コマ目のシミュレーターで印象に残った場面を各自1つ挙げる。

私は路肩に止まってるトラックの横を抜ける時に、運転席のドアが開いた場面。

だってこれ、バイク側が一番避けられないでしょ?

いくら徐行してもタイミングが合ってしまえば、開いたドアにヒットしてしまうし。

これ、プロジェクトAで路地を自転車で逃げるジャッキーが小窓をノックして、中の人が小窓を開けると追いかけてきた悪党が激突するシーンと同じじゃないか!

二輪車と四輪車との事故で最も多いのが右折車と直進車との事故で、いわゆる”右直事故”。

名前が付いてるぐらい多いらしく、右直事故のうち直進側が二輪車の割合はどれくらいでしょう?と聞かれ7割と答えたんですが、実は9割を超えるんだとか。

他にもいろんな事故のケースがありましたが、総じて二輪車はナメられがちというのもよくわかる。

あとは二輪車の二人乗りに関する決まりの説明があり、この学科の時間で話しておくべきことは全て終わったみたい。

でも、まだ20分ほど時間があるので、教習に関すること以外のことでもOKな、ざっくばらんな質問タイムに。

そこで、

最近、ABS付きのバイクが増えてきたけど、バイクのABSの効果ってどんなもんですか?

と質問してみた。

数年前に某S社が半日コースを貸し切ってABS搭載車の体験会をしたそうで、どれだけ思いっきりブレーキを掛けてもロックはしないけど、ちょっとでもハンドルを切ったり、ちょっとでもバイクを傾けてはいけないらしい。

タイヤがロックをしないので、ロックすることで滑ってしまうことはないけれど、急制動しながら曲がろうとしたらタイヤが横滑りしてしまうんだとか。

四輪と違って二輪は、たとえABSが付いてたとしても急制動中に方向は変えられないので、そこを勘違いしないようにさえすればABSの効果はあるとのこと。

普通に減速中に、濡れたマンホールでタイヤがロックして滑ってしまうようなことはないみたい。

二輪は生身の体を出していてちょっとした事故でもケガをしやすいので、お金で解決できることはやっておいた方がいいだろう。

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【Vol.33】2段階15時限目 実車  2014年10月22日(水)

午前中にセット教習をして、夜、再び教習に。

2段階も残り3時間。

今回からみきわめ&補習が掛かってくるので、今まで以上にきっちり走らなければ。

この日は事前の予報でも雨でしたが、雨降りの検定も想定してあえて雨天で乗ることに。

しかし、しとしとと降っていた雨も教習が始まる頃には止んでしまい、路面も半乾きになってしまう。

それでも急制動は14mの指示。

ウエットだと急制動の制限距離が延びるので楽だけど、スラロームがちょっと心配。

今回、スラロームは完全には乾いてなかったけどドライと同じように走れたし、雨天でも制限時間は変わらないので大丈夫かな。

今回のバイクは60号車。
クラッチが近くてすんごい乗りやすい。

一応、一発勝負の検定を鑑み前回から3日開けて乗りましたが、慣らし走行があったとはいえ、検定コースの最初の1周目は合図・確認も決められた場所で出来たし、課題も全てクリアーしたので、これならイケそうな感触。

発着点でバイクを降り、2周目へ。

ところが・・・

バイクにまたがりミラーを確認してセルを回すと、

キュルキュルキュルキュルキュル・・・  キュルッ

エンジンが掛からない。

スタンドは払ってるし、キルスイッチも大丈夫。

もう一度セルを回してみる。

キュルキュル・・・ キュルッ

どうやらバッテリーが弱ってるみたい。

二呼吸してもう一度。

ジーー・・・

もうキュルリとも言わなくなった。

当然キックペダルも付いてないし、まさか教習所で押し掛けもマズいだろうし、そもそもバッテリーが上がると燃料も噴射できないので無理だろう。

しかし、近くに教官はおらず、

すいませーん!

と手を振っても気付いてくれない。

ちょうどそこへ、教習中に走らせなければならない四輪車(ワゴンR)を運転してる教官に気付いてもらえたので事情を説明。

キルスイッチ入ってない?

ないです!

それは確認ずみ。

クルマから降りた教官に見てもらうと「あら、ホントだ」という訳で、バイクが62号車に変わった(笑)

バイクを変えて行こうとした時、1周目で私の後ろを走ってた教習生が発着点に戻って来る。

ちょうど検定コース1周分のロス。

ようやく2周目に入った私は途中まで順調に進んでいましたが、今日から2段階の実車になった黄色ゼッケンの普通二輪に追いついてしまう。

この黄色ゼッケンの彼、コースを全然覚えてないようで、教官がマンツーマンでコースを説明するけど、コース以前に発進もおぼつかないようでエンストばかり。

さらに順路が頭に入ってないので走行もゆっくり過ぎて、私もそれに付き合うハメに。

ま、2段階の最初なので仕方がないけど、ちょっとはコースを覚えて来いよ。

教官が「ここを右折したらS字へ行って、一本橋を渡ったら次はクランク」 と説明すると、彼は、

え、えーっと、S字に行って・・・ 橋を渡って・・・

確認するけどどうも頭に入ってない様子。

その間、私は後ろからその様子をじっくり観察することに。

でも、彼に付いている教官が仲良くなった方だったので、少しは気分は晴れる。

おそくじさん、すいませんねぇ~

と言っていただいたし。

てか、名前覚えられてるし(^_^;)

全コース徐行の状態で付いていくと、一本橋へ。

彼が渡り始めたあとに私もスタート。

ところが、彼のフラフラが気になってしまい、つい目線が近くに来てしまった瞬間バランスを崩す。

なんとこのタイミングで落下してしまうという。

ガーーーン!

先生、そうじゃないんですぅ(ToT)

と泣いたところで検定では即中止になってしまうミスをこの段階でやらかしてしまい、かなり凹む。

結局、ずっと彼に前を押さえられながら、2周目終了。

ここで時間切れで3周目に入れず。

ま、こんなこともあるさ! と割り切ってネタにするぐらいの余裕がないと、検定には挑めませんわな。

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【Vol.34】2段階16時限目 実車  2014年10月25日(土)

みきわめに向けて仕上げの時間。

土曜日だけに教習生も多く、バイクはほとんど出払うみたい。

そのおかげなのか、今日のバイクは65号車。

この65号車は、なんと検定で使う検定車。

普段は教習に出て来ない検定車に事前に乗れて、超ラッキー。

クラッチの加減もバッチリで乗りやすい。

加速もいいので、指定速度で47km/hぐらい出てしまう。

ただ、右のブレーキレバーが若干下向きになってるような。

慣らしの後、今日は検定2コースを走る。

教習生が多いので、信号待ちやら優先待ちやらでかなりのスローペース。

ようやく急制動まで行き、加速して42km/hまで出てるのをデジタルメーターで確認し、ブレーキ。

止まった後、40km/hまで出ていたことを示すランプが点いてることと、11mラインからどれくらい手前かを確認。

すると、今回担当してる教官とは別の教官から、

「おそくじさん、ちゃんと出来てますよ。 今、何キロ出てたかわかります?」

42キロです。

「今、ブレーキの掛けはじめにちょっとフラついたんですよ、なんでかわかります?」

ん~ 下向いてたからですかね。

「そうなんです。」

この前、41キロ出してたのにランプが点かなかったことがあったので、スピードを確かめるのにどうしてもメーターを見ちゃうんですよね。

「私が目線の位置に手を出すので、そこを見てもう1回急制動してみてください。」

と言って、今回担当してる教官に、

「おそくじさん、もう1回いいですよね?」

担当の教官も

「おそくじさんはもうコース出来てるので、課題繰り返してもいいですよ。」

そこでもう1回急制動。

一応メーターでスピードは見ますが、すぐに目線を上げてブレーキをすると、今までになかったぐらい安定して止まれる。

「ね、今の感じでバッチリです!」

その後、両教官から、

「今日は自分で練習しておきたいところがあれば2、3回繰り返して、それからコースに復帰してもらってもいいですから。」

と言っていただく。

いや~ありがたや~

どうせこの混み具合だと3周目に入ったところで時間切れになってしまうし、次のみきわめに向けて課題をきっちり仕上げてしまおう。

2周目に入ったところで、スラローム&波状路を3回繰り返す。

最近、スラロームでは軽く後ブレーキを踏んでパイロンを回ってるんですが、タイムが遅くならないように立ち上がりの加速をしっかりやってメリハリを付けてるし、悪くても5点減点で済むだろう。

波状路は教官がタイムを計ってくれて、ちょっと早めのペースでも5.5秒。

一本橋も軽く前傾姿勢を意識して全く問題なし。

ここで時間が来て他の教習車が続々と戻る中、ちょうどクランクから一時停止に向かっていて戻りにくい場所を走っていたので、結局、踏切まで行けた。

今日は今までで一番充実した1時間だった。 感謝!

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【Vol.35】2段階17時限目 実車  2014年10月28日(火)

いよいよ2段階のみきわめ。

今日みきわめがもらえれば、31時間分の技能教習は修了。

相棒は66号車、みきわめに相応しい乗りやすいバイク。

検定を見越してラスト3時間分は日を開けて乗ってるので、今日も1周目が大事。

中型2台の後ろの3台目でスタート。

最初の指示速度は30km/hまでしか出さない中型の後ろなので、手前から車間を開けておく。

2速で少し引っ張り気味で加速して40km/hの手前で3速に入れると、あとは一瞬アクセルを開けるだけで40km/hを越えて、かつスピードも出過ぎない。

スラロームも波状路も問題なし。

一本橋も問題なかったんですが、絶対落ちないように気持ち速めに渡ったので、10秒切るか切らないかぐらい。

その後も問題なく課題をクリアーし、合図・確認のタイミングも交差点通過時の確認もしっかり出来たと思う。

ただ、一緒に走ってる台数が多く、右折待ちの列に並ぶと信号1回では曲がれなかったり優先車両が来なくなるまで待ってると、1周するまでに時間が掛かってしまう。

私が優先車両を妨害することはなかったけど、2回ほど妨害されてしまった。

まず、1段階の赤ゼッケンの女の子が路肩から発進するとき、合図だけ出して後方確認せずに動き出し私の目の前に入ってしまう。

この時は合図を出しているのをこちらも注意していたので、あ~来ちゃったよぐらいで済みましたが、その後周回道路を超ゆっくり走るもんだから、指示速度区間の手前で間隔を開けるために、一本橋ぐらいの速度まで落としたりとか。

もう1回は、これまた指示速度区間の直線に入り加速中、中型ATのおっちゃんが交差点から私の目の前に進入してきて、図らずして急制動の練習をしてしまったりとか。

おっちゃん、教官にめっちゃ怒られてたけどね。

このおっちゃん、2段階も後半なのに未だコース覚えてないみたいで、その後何度もコースを間違え、終いには教官とタンデムしてコースを回ってた。

2周目のスラロームと波状路の後、教官から

「おそくじさんはコースは問題ないです。何か聞いておきたいことあります?」

と言われ、

スラローム、今の感じでいいですかね?

「今ので問題ないですよ。波状路も十分すぎるぐらいなので、もうちょっとペース上げてもいいです。もう1回行きます?」

ということで、再度スラロームと波状路へ。

ところが、周回道路で2段階でありながらスローペースな中型の高校生に引っ掛かってしまい、気持ちがはやってしまう。

あまり間隔を開けられないままその彼もスラロームへ行っちゃったもんだから、私も気がはやったままスラロームへ入ってしまいリズムが崩れてしまう。

その後の波状路も少しフラついてしまい、一発アウトレベルではなかったけど最悪な走りに。

教官に、

すいません、なんか気がはやってしまい無茶苦茶になってしまいました

「そうですね、もう1回行きましょうか?」

再度、スラロームと波状路へ。

今度は気持ちを落ち着かせ挑んだところ、問題なく通過。

最後の最後でメンタル面から来る失敗をしておいて良かったかも。

その後、信号待ちで止まっているバイクに追いつく場面があったんですが、前に止まってるバイクが車線の中央で止まっており、キープレフトで追いついた私は、前のバイクの左には入らず、斜め後方で停止。

すると、交差点にいた別の担当の教官から、

それで正解!

と大きな声でほめていただく。

この時間は結局、2周目の最後の急制動まで行けずに時間切れ。

無事、みきわめは合格。

延長なく、コケることもなく、技能教習を修了することができました。

これで教習が終わってしまうと思うと、なんだかさみしくなってくる。

あとは検定で受かるのみ。

普段通りにやれば十分受かるでしょうが、この普段通りにやるってのが一番難しかったりする。

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【Vol.36】卒業検定  2014年10月30日(木)

いよいよ卒業検定。

大型二輪免許を取るために教習所へ通い、31時間の教習の集大成がここに!

今日検定を受ける同志は14人。大型6人、中型8人。

ロビーに集合し、名前を呼ばれたら教習原簿を受け取る。

「お名前を呼ばれた方から原簿を受け取り、教室へ上がってくださ~い。では、おそくじさん。」

この時は1番最初に呼ばれたことに関して何も思わなかったのですが、教室に行くと机にゼッケンが置いてあり、席が決められていて、

「おそくじさんは、黄色ゼッケン1番へ!」

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ゼッケン1、これ即ちトップバッターで出走(;゜0゜)

ま、ずっと順番が来るのを待ってるのもしんどいし、最初にサッと終わらせた方がええわ。

教習車が出てくる前に走れるので、妨害で一発アウトになるリスクも減らせるし、もしそんなんで落ちたら、ドラクエの復活の呪文を書き間違えた時のように絶望感を味わってしまうだろう。

検定の前に、教室で50分ぐらい掛けて検定の流れと内容、採点基準、減点や中止になる事柄などの説明。

検定コースは、大型は2コース、中型は1コース。

2コースはいきなりスラロームへ行くので、ちょっと緊張する。

その後、二輪コースへ行ってプロテクターとゼッケンを装備。

ゼッケン1番は注目もされて、なかなかカッコええやん!

適度な緊張感を持ちつつ、むしろ早く乗りたいというワクワク感の方が強くなる。

「では、おそくじさん!」

はいっ!

「始めてください」

バイクを起こしてスタンドを払い、後方確認してまたがってミラーを合わせ、エンジン掛けて1速に入れて、右合図ののち後方確認して発車。

スラロームも波状路も無事通過。

指定速度のあと障害物へ。

交差点通過の確認もOK。

合図・後方確認のタイミングも大丈夫。

一本橋では絶対に落ちないよう、今までで一番速く渡ってしまった。

元々速めに渡ってしまおうと思ってたんですが、こんなところで落ちたら元も子もない、と思うと力が入ってしまい、気分はまるで賭博黙示録カイジの電流鉄骨渡りみたいな。

自分で1111、1112、1113…と数えてたんですが、たぶん9秒台前半。

同じ9秒台だったら、ギリ10秒に足りない9秒台より9秒台前半の方がいいだろう。

最悪8秒台だったとしても10点減点で済む。

クランクも難なく通過して、一時停止へ。

そこで後ろの方がちょっと騒がしくなり、検定員が小屋から出てきた。

どうやら一緒に検定を受けてた人がクランクで引っ掛かって、検定中止になったみたい。

私は順調にコースを進み、いよいよ最後の急制動。

加速して42km/hぐらいで止めるつもりが44km/hまで出てしまう。

あ、やば。出過ぎた。

と思ってる間にもパイロンが近づいてくる。

いつも以上にきつく止めないと、と思ってしまったのか、ブレーキとともにエンジンが咳きこんでしまう。

慌てて前ブレーキの量を増やし、何とか区間内で停止。

後輪がロックしかけたけど、何とか持ちこたえた。

危ない危ない。。。

その後、発着点へ戻り、降りる前の後方確認も忘れずに下車。

終わった、全て終わった。。。

すぐにインターホンで検定員から総評を受けるんですが、きっちり急制動のことを指摘される。

でも、

「バイクは不安定な乗り物だから、いきなり急ブレーキ掛けたり前後の配分もちゃんと考えないと転倒するので、気を付けるように!」

と、説教的な内容だったので、最悪減点で済んでそう。

「一本橋、とばしましたね。苦手でしたか?」

いえ、苦手ではないんですが、安全確実に渡るためにあえてペース速めました。

「大型だったらもうちょっと粘って欲しかったですね」

ははは・・・(^_^;)

「あとは・・・スラロームと波状路のタイムはOKだし・・・合図・確認もちゃんと出来てました。」

ありがとうございます。

「おそくじさん、昔バイクに乗ってました?」

おっ、久しぶりに聞かれた!

いえ、ないです。

「だいぶ走り込んでる感じでしたよ」

よく聞かれるんですが、どのへんが?

「全体的に。目視の後方確認もちゃんと後ろを見てるんで。じゃあ、館内で待っててください」

自分の感触と検定員の総評から考えると、受かったぞ、これ!

その後、休憩室で1時間半ほど待ち、最初の教室へ戻り合格発表。

名前を呼ばれた人から卒業証明書を前に取りに来てください。
○○さん、□□さん、△△さん・・・

一番最初に走ったのに、なかなか名前を呼ばれない私。

★★さん、◇◇さん・・・ おそくじさん。以上!

一番最後かい!ちょっと焦ってもうたわ(^_^;)

教室に戻った人は全員合格してましたが、全部で10人。

ということは、4人が一発アウトだったってことか。

私の隣に座ってた人もいないし。。。

最後にアンケートを書く。

良かったと思う教官の名前を書くんですが、みなさん全員良かったので名前を書ききれないよ。

もちろん悪いと思った教官は、いません。

最初はかなり苦労したスラロームも一本橋も難なく通れるようになったのも、親切熱心に教えていただいた教官のみなさんのおかげ。

1ヶ月ちょっとの間でしたが、大変お世話になりました。

これで当分バイクに乗れないと思うと、なんだか寂しくなったり。

何だったら、教官とちょろっと飲みに行きたいぐらい(笑)

ホントにホントに、感謝です。

ありがとうございました。

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【Vol.37】免許証書き換え  2014年11月4日(火)

免許証の書き換えのため門真運転免許試験場へ。

持ち物は、卒業証明書、質問票(試験場にもある)、現有免許証、写真1枚(教習所で卒業証明書と一緒にクリップで止めてくれてた)、あとはボールペンと手数料(3,800円)。

試験場なんて滅多に行かないので、試験場周辺の変わりっぷりにビックリ。

コインパーキングも多く、試験場の駐車場以外はみんな空車だった。

教習所でもらった案内には、門真試験場の受付時間は8:45~14:30ですが、1日4回締切があり、1回目の締切の9:45までに申請すれば午前中に新しい免許証が交付され、2回目の11:15締切分が13:40頃交付、3回目の13:30締切分が15:20頃交付、4回目の14:30締切分が15:50頃交付と書かれてあった。

朝一の会議の後に試験場へ向かうと、ギリギリ2回目の締切に間に合うかどうかの時間。

11:10過ぎに試験場に入り、まず1Fの証紙販売窓口(2番窓口)で「大型二輪の免許書き換え」と言うと、1,750円と2,050円の証紙を出してくれ、計3,800円分の証紙を購入。

もし、1Fの2番窓口が混んでたらそのまま2Fに上がり、22番窓口でも証紙は買える。

次に2Fの24番窓口へ行くよう言われ、エスカレーターを上がりホール左手奥が24番窓口(赤矢印)。

ここで卒業証明書、質問票、写真1枚、現在の免許証を出す。

この質問票は、一定の病気等に該当するかどうか判断するためのもので、全部で5つの質問に『はい』『いいえ』のチェックボックスにチェックして答えます。

普通に健康な人だったら、全て『いいえ』かと。

ところがこの質問票にひとクセあるようで、教習所で卒業証明書をもらった時に

「試験場に提出する質問票に印をつける時は、回答欄からはみ出さないように。はみ出た場合は受理してもらえないので、よく見本を見ながら記入するように!」

と聞いてたんですが、私の前に並んでいた女性が窓口で質問票を出したところ、

これは回答欄からはみ出てるから答えと認めません!

と言われ、突き返されていた。

後ろからチラっと見えた範囲では普通にチェックボックスにチェックを入れてたように思うんですが、教習所で聞いたことが目の前で起こったよ。

でも、ボールペンで普通にチェックしたら、チェックボックスからはみ出るもんでしょ?

しかも理不尽なのは、質問票の記入見本もチェックボックスからはみ出てるし!

私もチェックボックスからはみ出てしまったのですが、隣の窓口で応対してくれた若い職員は何も言うことなく受理してくれた。

窓口で交付された『運転免許登録票』に名前と生年月日と電話番号を記入し、視力検査へ。

左目、右目、両目と1回ずつ答えたら視力検査合格。

その後24番窓口へ行くように言われ再び窓口に書類を出したとき、時刻はすでに11:25。

11:15の2回目の締切に間に合わなかったかな?と思いきや、渡された写真撮影の集合時間は13:20だったので、ギリ2回目に入れたみたい。

ランチも兼ね食堂でカツカレーを食べながら2時間ほど待つ。

試験場の手続きって、タイミングが悪いと何時間も待たなくてはならないのがツラい。

13:20、ようやく写真撮影の集合時間になり、名前を呼ばれた人から用紙をもらい写真撮影へ。

撮影が済んだら免許交付室へ行って、新しい免許証が出来上がるのを待つ。

てっきりこの時間に講習がてらビデオでも見せられるのかと思ったら、何もなかった。

何もないとヒマを持て余してしまうのですが、私の前の席に座った20代金髪女子二人組だけがしーんと静まり返った部屋の中でしゃべってるもんだから、話の内容が丸聞こえ。

どうやら、この二人組の片方のねぇちゃんの彼氏が最近構ってくれないのを不満に思ってるらしく、それをグチってたらもう一人のねぇちゃんから慰められている。

3年間ずっと誕生日に彼氏がプレゼントをくれなかったことを不満に思っていた彼女。
ところが彼女がケータイをスマホに買い替える時に、今まで誕生日プレゼントを渡していなかった罪滅ぼしにと彼氏が24回分割払いでスマホを買ってくれた。
ところが、1年5ヵ月使ったところで彼女がdocomoに乗り換えたので今まで使っていたauを解約しようとしたところ、7ヵ月分の分割残金があった。しかしそれを彼氏が払ってくれず、自分で払うハメになった。
3年分の誕生日プレゼントの代わりに買ってくれたはずなのに、残金を払わされるなんて納得いかん!

と、ボヤいてる。

後ろからアホみたいな話を聞いてるうちに時間が経ち、13:50になってようやく新しい免許証を持った職員がやってきた!

まずIC免許と初心運転者期間と講習の説明があり、最初に大型二輪の人から名前を呼ばれ、ついに新しい免許証をGET!

有効期限が延びたらうれしいな~と思ってたら、去年、免許証を更新してからまだ誕生日が来てないので有効期限は変わらず。

免許を取ったはいいものの、当分バイクを買う予定はなし(^_^;)

レンタルバイクの無料券をもらったので、借りて乗ろうかな。

改めて、優しく熱心に指導していただいた教官のみなさんに感謝です m(_ _)m

-終-

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Posted by 管理人