シメのデザートが楽しい季節の和食会席『まほろば』@奈良・橿原
奈良県の旅行支援を使って橿原にあるホテル THE KASHIHARA に泊まりましたが(記事)、晩ごはんはホテルの地下1Fにある和食レストラン『まほろば』へ。
はじめ、午後6時過ぎに店に行ったところ、なんと「今は予約で満席」と言われてしまう。
そんなに混んでるの?!と驚きつつ、「今は」とおっしゃったので「じゃあ、今じゃなかったら空いてます?」と聞いてみたところ、午後8時頃なら空いてるらしい。
席が空いたら部屋に連絡をもらえるというので、予約をして部屋で待つことに。
午後7時40分、部屋の電話が鳴り、席が空いたのでお店へ。
思ってたよりも早くてありがたい。
どうも夜の部開店直後の午後6時からだと会席メニューしか頼めないようですが、午後7時以降に入店するとアラカルトも頼めるようになるそうで。
ただ、アラカルトを頼むために考えるのも面倒だったので、何も考えなくていい季節の和食会席をオーダー。7,260円也(税込)。
料理長直筆のメニューが置かれましたが、字のクセがすごい。
まずは先附、蕪の和風ポタージュ。
蕪と出汁の味わいが濃厚なポタージュスープ。
凌ぎは葡萄酒焼鯖寿司。
鯖をワイン焼きして臭みを消した押し寿司ですが、鯖好きの私は鯖の臭みも含めて鯖なので、やや鯖感が足りないかも。
ただ、鯖の下に生姜じゃなく粒マスタードを薄く塗ってあるのが激ウマ!
造りは、まぐろ、ぶり、たい、あおりいか。
切り身が分厚くておいしい。
奈良にはこれを食べに来たと言ってもいい、焜炉の豆乳飛鳥鍋。
奈良の郷土料理、飛鳥鍋は牛乳を使ったスープですが、ここの飛鳥鍋は”豆乳”飛鳥鍋と言うてるように、豆乳を使っています。
それって普通の豆乳鍋じゃない?
というのはさておき、グツグツ煮えてきました。
具材は豚肉、魚、鶏つみれ、豆腐、麩、ネギ、しめじ、菊菜だったかな。
ただ、前に食べた牛乳の飛鳥鍋の方が味が濃くておいしかった。
焼八寸は、冬の味覚を盛り合わせた旬菜楽盛。
大きな金の器に盛られてきてちょっとビックリ!
もしかして真上から見たら、料理が額装されているように見えるとか?
くわい素揚げ、くるみメープル、合鴨スモークとモッツァレラチーズ奈良漬け、赤魚西京焼き、海老華化粧揚げ、黒豆黄味寄せ、海老せんべい、蛸柔らか煮と子持ち昆布、花蓮根。
おいしいのはもちろん、料理長のメニューに書いてあるものと照合しながら食べても楽しい。
蓋物は冬野菜の茶碗蒸し、大和茶あんかけ。
お茶の風味がありつつ、ちゃんと出汁の味もする。
食事は大根飯、香の物の三種盛り、留椀の赤出汁。
鼻から香りが抜ける奈良漬がうまい。
水菓子は、”名物”目玉焼き?
まるで椀物のような蓋付きのお椀が出てきたんですが、蓋を開けてビックリ!
目玉焼きやん!
これ、白身がココナッツミルクで黄身がメロンゼリーなんですが、メロンゼリーがまさにメロンを食べてるぐらい濃厚。
見た目も映えながら食べてもすんげーおいしー♪
白身のミルクは固まってると思ったら、杏仁豆腐よりも液体に近く結構プルプル。
これを食べたお客さん、みんな楽しいやろな。
そんな季節の味を楽しめる会席でした。
和食レストラン まほろば
奈良県橿原市久米町652-2
THE KASHIHARA B1F
営業時間: 昼11:30~14:00(Lo.13:30)、夜18:00~21:00(Lo.20:30、木曜定休)