東京のカーシェアでフェアレディZを借りる
東京での移動の足に、カーシェアのcarecoでフェアレディーZを借りました。
ビッグマイナー前のZ34。真っ赤なスポーツカーはカッコいい!
伝統のある国産スポーツカーが減ってる中、一度は絶版したもののアメリカでの人気のおかげなのかゴーン時代に復活した貴重な存在。
フェアレディーZといえば、ロングノーズ・ショートデッキのスタイル。
先代Z33からファストバック感が強調されました。
クーペの魅力のひとつ、斜め後ろから見た時のボディーライン。
リアフェンダーのボリュームが増し、グラマラスなテール。
サイドウインカーレンズにZマークが付いてるのは先代からですが、今のご時世、別の意味にな・・・らないか。
フロントタイヤは225/50R18、ADVAN Sport。
リアタイヤは245/45R18。銘柄はREGNO。なんで?
前後で異サイズなのはハイパフォーマンスのスポーツカーでは普通ですが、カーシェアを含めレンタカーで前後でタイヤの銘柄が違うのは初めて。
確かめた訳じゃありませんが、車格からも恐らく新車装着タイヤはADVAN Sportで、REGNOは後からリアだけ交換したのかも?
V6、3700ccのNAエンジン。
ぶっといタワーバーが標準装備。
重たいバッテリーは、左フロントガラス前にカバー付きで搭載されている。
2シーターの座席はタイト過ぎず緩すぎず、山でも高速でも大丈夫。
普通はメーカーのエンブレムが付くステアリング中央には、Zのエンブレムがあしらわれテンション上がる。
タコメーターが中央なのはスポーツカーの標準仕様ですが、左側の燃料計と水温計が橙色LEDのドットで表示しているところに萌える。
パドルも大きめで操作しやすい。
海外併売モデルなのにビルトイン型ナビの物理ボタンが日本語なのは癒し系。
ナビだけじゃなく、オーディオとエアコン操作パネルのボタン配置も左右対称で、左ハンドルにも対応させやすそう。
ペダル配置は、ギヤボックスが縦置きのFRなこともあり左側がやや狭いですが、ワインディングで左足を踏ん張れるし特に支障はなかった。
ドアパネルにエアコンの送風口があるのもZ32から受け継がれている。
ラゲッジとの境界にバーが通っており、リアサスペンションの出っ張りも大きくラゲッジ自体も浅いので、荷物はあまり乗らなさそう。
運転してみると、ミラーに映るリアフェンダーの出っ張りが目立ちテンションアップ。
3.7LのNAエンジンは、まるでモーターみたいに低回転から力強くレブリミットまでスムーズに回り、絶妙なギア比も相まって加速がすごい。
レブリミットまで回すとシフトアップインジケーターが点滅するところもカッコいい!
ただ、具体的な速度は伏せますが高速域でフロントの接地感がなくなってきて結構こわい。
また、ステアリングを切った時の反応がスポーツカーらしからぬのっぺりした動きで挙動もヘンテコなので、もしかしたらアライメントが狂ってるのかも?
でも、曲がり始めたらFRらしいオンザレールで曲がってくれるし、アクセルを開けるとフロントがどんどん中に入っていく感覚があってすごく楽しい。
その代わり、街中では路面ギャップでのショックもそれなりに。
車の電動化の嵐の中、大排気量NAエンジンの国産車はもう絶滅危惧種になってますが、気持ちいいエンジンの吹けの良さとシームレスなパワーの出方を体験するには今が最後のチャンスかも。
ただ、それなりにスピードも出てしまうので、吹けの良さを感じようとしたら高速で2速までしか使えないのはちょっと残念。
ところで、フェアレディーZといえば、やっぱり西部警察のスーパーZ。
ガルウイングを開けて降りてくる団長はカッコ良すぎる!
↑この写真は、西部警察の大阪ロケの時に撮った生スーパーZと生大門と生RS。
今でもiPhoneのアラーム音にスーパーZのサイレン音を入れてます。
子どもの頃の憧れを未だ引きずってて。
Z34は長い間モデルチェンジしてなかったので、10年落ちの中古車なのに現行モデルってところも魅力。
中古車の値上がりっぷりが激しい今日この頃ですが、フェアレディーZの中古車はまだバブル級な値上がりはしてないみたい。
個人的に歴代Zの中では、Z32が一番お気に入りなんですけどね。