地元能勢の食材を生かしたイタリアン 『grigio e ao』@大阪・能勢
絶好のオープンカー日和の休日、ドライブがてら屋根を開けて、グルメ本に載ってた能勢のイタリアン 『grigio e ao』へランチに行くことに。
オープンして1年ちょっとらしいのですが、店の前の道は何度も通ってたけど全然気づかないまま。
それもそのはず、築70年の古民家で看板も外からは見えないし、駐車場の案内も小さくてわからんよな。
敷地の中に駐車できますが、もしいっぱいの時はお店の方に聞けば駐車場所を教えてもらえます。
今回は初めてなので、季節のコースをオーダー。2,500円也(8%税込)。
前菜2種とピザorパスタ、ドルチェとドリンクのコース。
ピザは選べますが、パスタは季節のパスタ1種類。
まずは前菜一品目。パプリカ、さつまいもバター、空心菜など地元能勢の野菜を使ったプレート。
どれから食べようか迷ってしまいますが、どれを食べても美味しい。
特に私は空心菜が好きなんですが、暑い地方で採れるイメージがある空心菜なのに大阪北端の山中で採れるとは知らなかった。
前菜二品目、鶏むね肉ロースト・藤みのりソース。
巨峰より甘い藤みのりのソースも初めて食べましたが、藤みのりの甘みと鶏肉がすごく合う。
藤みのりも能勢で贈答用に作られてるそうですが、実落ちがしやすいぶどうなので、出荷までの過程で実落ちしたものを使ってるんだとか。
ピザはマルゲリータをチョイス。
もっちりやわらかな生地のほんのりした甘さとトマトソースの酸味、チーズの塩味が絶妙にマッチ。
このピザを焼く薪釜はご主人こだわり、釜の上部は500℃、ピザを焼くところは200℃だそうで、この釜の火力だとピザが1分半ほどですぐに焼ける。
ピザ4枚を同時に焼こうとすると、手が回らなくて焦げてしまうんだとか。
パスタは能勢産黒枝豆と塩漬け豚バラ肉のパスタ。
その名の通り、能勢産黒枝豆のパスタは濃厚な豆の味わいで、そこに豚バラの肉の程よい塩味が効いていて、今まで食べたことのないような旨さ!
ただ、ご主人いわく、今年の豆はこれでもまだ香りが少ないらしく、去年はもっと濃厚だったそうで。
これだけおかわりしたいぐらい美味しかった。
コースの最後は能勢名産の栗を使ったドルチェ。
実は栗が苦手な私ですが、全く違和感がなくすごく美味しい。
最近、賞味期限10分のモンブランなどが話題になってますが、このドルチェも賞味期限数分ぐらいなんじゃないかと。
たまたまカウンターに座ったおかげで、ご主人と会話しながらお店や石窯や食材のこだわりが聞けた。
これはたびたび車で通うことになりそうです。
grigio e ao (グリージョ・エ・アオ)
大阪府豊能郡能勢町山田33-1
営業時間: ランチ11:00~14:00、カフェ14:00~18:00(火・水定休)