スペシャルな中華料理の賞味会 『三楽』@大阪・千里阪急ホテル
大阪・千里中央の千里阪急ホテルにある中華料理店 『三楽』で・・・
定期的に開催される、三楽の料理長が特別に用意した料理を味わうイベント「賞味会」へ行くことに。
今回は、ちょうど春節の前日だったこともあり、テーマは「赤」なんだとか。
ドリンクはお好きなものをお好きなだけ。
車じゃないので、久しぶりにワインをいただく。
「赤」がテーマだけに、スパークリングワインも赤いやつ。
でも、個人的には白が好きなんだな。
お食事メニューは「春節前夜を、中国の食文化と各地方料理を取り入れたコースで愉しむひととき」というコンセプト。
若いシェフもメニュー作りと調理に参画してるんだとか。
中国の食文化を取り入れるとはいえ、さすがに今話題の野生生物は使ってません。
前菜は、Red appetizer(広東風赤い前菜)。
いきなり英語のメニューですが、中国語なら「红拼盘」ですかね。
シェフからそれぞれの前菜の説明があったけど、ようわからんまま右から左へ受け流してもうたのでどんなものなのか覚えてませんが、個人的には左上のもっちりしたやつが一番良かったかな。
国産伊勢海老と金目鯛の中国風刺身。
金目鯛はもちろん、伊勢海老の刺身がぷりっぷりの弾力と甘みがすんげー美味しい。
中国風刺身というのでそのつもりで食べたら、ちょっと肩透かし。
これ、たまり醤油と油をmixしてるそうですが、かなり甘めの味わいになってしまう。
中国風なら鎮江香醋の方が美味しくなるんじゃないかと。
黒毛和牛と水餃子のよだれ鶏ダレ仕立て。
黒毛和牛は柔らかくて味もいい。
よだれ鶏ダレは若手シェフの渾身の作だそうですが、なかなか美味しいです。
少し酸味も効いていて、つけ麺のタレとしてもウマそう。
鯛の姿と国産伊勢海老頭の魚醤油蒸し。
さっきの刺身で使った伊勢海老の頭かもしれませんが、海老味噌が美味しい。
大きめの鯛を大皿2皿に乗っけて、お客さんの前でアツアツの葱油をぶっかけるパフォーマンスをしてましたが、あれだけの鯛でこの身の量は少ないなぁと思ったり。
聞いてみたら、確かに身はだいぶ余ってるそうですが、ここでお腹いっぱいにならないよう取り分ける量を調節したそうで、納得。
中国で12~13人でも食べ切れないような大きさだったし。
ふかひれのステーキ 金華ハムのソース。
毎度おなじみふかひれですが、今回は丸ごと焼いてあり、金華ハムで出汁を取った餡でいただく。
金華ハムの味が出ていて、ほんのり八角の風味もあってすんごく美味しい。
干し鮑と中国乾物の薬膳スープ。
鮑はもちろん、きのこや木の実の乾物からの味がうまく合わさって美味しい。
シメのごはんは揚州炒飯。
私が中国へ行き始めた頃は、現地で揚州炒飯ばかり食いまくってました。
揚州炒飯といえば質素で味も淡泊ですが、これはかなり豪華な揚州炒飯。
海鮮まで入ってる揚州炒飯は初めて食べたけど、海鮮入りの炒飯は別の名前が付いてたような。
デザートは、黒ゴマの白玉団子とフルーツ。
黒ゴマ団子は、団子の中に黒ゴマペーストが入っている。
仙台名物のごま密だんごとは違い、ざらざら感が残る黒ゴマペーストでしたが、これはこれでウマい。
今回のコンセプトだともう少し中国の味に近づけても良かったのかな~と思いましたが、やっぱり日本人のお客さんの口に合うようにする必要もあるので、加減が難しいですね。
どれも美味しくてお腹いっぱいになりました。
あっという間の2時間でした。
中華料理 三楽
大阪府豊中市新千里東町2-1
千里阪急ホテル1F
営業時間: ランチ11:30~15:00、ディナー17:00~22:00(定休なし)